#34 私の憧れの人
憧れの人。
サッカーに明け暮れてた高校生までは、サッカー選手に憧れてたなーって思う。
川口、小野、稲本、中田、中山、中澤、
その時は、ただ理由もなくかっこよかったんやと思う。
20代になって、
憧れる人っているかなって思うと、、、
なかなか出てこない。
25歳で憧れてるかも!って人に出会えたのが、
ロバートハリス。
会った時に彼はこんな事を言ってくれた。
「いつまでも誰かを崇拝したり、憧れたりしてたらダメだと思うんだよなー」
あなたに憧れてかけてる僕の前でサラッとそんな事を言ってしまう彼。
度肝を抜かれた。
でも、彼の言ってる事は納得がいくような気がする。
なぜかと言うと、ロバートハリスが誰かに憧れ続けた人生を選んでいたら、多分こんなかっこいい大人にはなってないと思うからだ。
それからというもの、僕は誰か一人を憧れの対象にすることは無くなった気がする。
人を憧れるんじゃなくて、その人のある部分に憧れるようになったんじゃないかな。
あの人の、
あの仕草がかっこいい
あの立ち振る舞いがかっこいい
あの姿勢がかっこいい
そんな部分を真似たり習ってみたり。
そんな事をしてたら、なんとなく憧れる部分の本質が浮かび上がってきたような気がする。
それは、
「周りがなんと言おうと私はこうするよ」
って部分が僕の胸を打っていた。
100人中99人が右に行っても、そんな事を気にする様子もなく左に行ってしまうような。
ハイキングの話になってまうけど、5〜6ヶ月もかけてアメリカを歩いて縦断しようとしてる人たちの仕草や行動は、自然と憧れの対象になってしまう。
服が汚くたって、
体が臭くたって、
髭が伸び放題だって、
シャワーを毎日暴れなくたって、
別に良いじゃないか!
だって楽しいんだもん!
ハイカー達からはそんな声が溢れてきそうだ。
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