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時々習えば良いの?

学びて時に之を習う亦た説ばしからずや
(まなびてときにこれをならう、またよろこばしからずや)
論語の初めにでてくるこの一節。

学んだことを時々おさらいする、適当な時期におさらいする。
なんだ、時々やればいいのかいな。
と思っていました。
論語って、とても素晴らしいことが書いてあるみたいだから
どうなんだろうと学生時分に初めて読んだとき
何かがっかりしたことを覚えていますが、
どうやらもっと奥が深いらしい。

時は時々でなく、適当な時期というのでもなく、
「今の時勢に則って」「昨今の情勢を鑑みて」
ということ。

更にこの節を、
学びて之を時習す
と読む。

学んだことを絶えず習う。
心に留めて、実生活に照らし合わせてみる。

なので時々、sometime ではないのである。

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