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2-1 筆者が取り組んだ研究が掲載されているサイト

筆者が取り組んだ研究が、以下に掲載されています。

CiNiiという論文検索ページに飛びますので、「機関リポジトリ」を押し、画面を下に送り、「ダウンロード」を押して保存してください。

2つ目は、
 千葉県総合教育センター,教育コンテンツ・データべース「Wakaba」
    https://ap.ice.or.jp/_wakaba2013/index.php

<研究報告書を表示する方法>
キーワードを検索する枠に「小野勝」を入力して,「全文検索」を押すと表示される結果から,「報告書」と「指導案」のタイトルなどが表示されます。他の方のも参考にした場合は,以下のようなキーワードを入れて検索してください。

キーワード候補の中から,コンテンツ種別は「研究論文・研究報告書」,校種は「特支」で表示される結果から,

・2列目の登録番号が「w15-0152」,この枠にある表示ボタンを押すとPDFファイルが表示されます。
・3列目の作成年月,著作者が「2016年1月,小野勝」
・4列目のコンテンツ種別,校種(学年)が「研究論文・研究報告書,特支 ( 小学部 ),特別支援教育課題( 知的障害 )( 特別支援教育課題:知的障害 )」
・5列目のコンテンツ名・単元・題材が,
「タブレット型端末を活用した発話の困難な知的障害児への支援に関する研究
-朝の会の司会の場面を通して-事例研究では,発話の困難な知的障害児がタブレット型端末を活用し,朝の会において進行や発表の場面で音声を再生できるようにすると,児童の選択や発信の意欲の向上がみられた。この研究を通じて,アプリの選択や調整のための実態把握や,一人で操作するための段階的な支援などの知見を得た」

<指導案を表示する方法>
キーワードを検索する枠に「小野勝」を入力して,「全文検索」を押すと表示される結果から,

・2列目の登録番号が「w15-0154」,この枠にある表示ボタンを押すとPDFファイルが表示されます。
・3列目の作成年月,著作者が「2015年12月,小野勝」
・4列目のコンテンツ種別,校種(学年)が「学習指導案,特支 ( 小学部 ),小学部 日常生活の指導( 知的障害教育 )( 小学部:知的障害教育 )」
・5列目のコンテンツ概要が「朝の会 タブレット型端末を活用した発話の困難な知的障害児への支援に関する研究 -朝の会の司会の場面を通して-で使用した朝の会の略案と資料」

 「報告書の内容がわかりにくい」,「もう少しやさしく言うとどうなの?」という方のために,以下のように話すこともあります。

発話が困難な児童が朝の会で司会をする時に,教師が代弁していた部分を,iPadを使って,代わりに再生するようにしました。主に4つのことに取り組みました。

1)司会の進行
2)呼名
3)「元気ですか?」の応答
4)「がんばること・楽しみなこと」の発表

イラストまたは写真を押すと,録音された音声が再生されます。日直の日には,司会の進行や呼名を行いました。それ以外の日は,自分の席で呼名後に質問される「元気ですか?」に対して,「元気です」または「疲れています」のイラストを選択して再生しました。また,今日の予定を説明後に質問される「がんばること・楽しみなこと」に対して,日課表で使われているマカトンの線画の4種から1つを選択して,「私は体育をがんばります」,「私は給食が楽しみです」などを再生しました。児童の選択や発信の意欲の向上が見られました。

今回の研究では,PYONKEEというアプリを使って,

自動で呼名済みの顔写真を隠して残りを表示した

ことが大きな特徴の1つです。
写真カードでは「呼名済みの写真を隠す」ことは簡単にできます。研究開始当初から予想していましたが,「呼名順がランダムで,呼名済みの顔写真を隠すこと」をiPadで行うことが,非常に難しかったです。知的障害があり,「呼名した人以外から選択して呼ぶ」ということが難しい場合は,必須の機能だと思います。

もう1つ,報告書には書いていませんが,

・司会の進行は,数字を順番に押す
・呼名は押す順番が決まっていない

というルールの違いが,同じ画面上で操作する時に,知的障害がある児童にとって負荷がかかったのかもしれません。何でもタブレット型端末を使う!というのではなく,従来の方法を使いつつ,必要に応じてタブレット型端末を使うのが良いと思います。

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以前投稿した記事(・・・の上部)の「Wakaba」では、「検索中」が続いて、うまく表示されない、という声がありました。現在は大丈夫なようです。「Wakaba」からダウンロードされた方が、システム担当者が喜ぶと思います。どうしても無理な方は、他のページからダウンロードできるようにファイルをアップする予定です。

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