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平均の上がり方、下がり方

テレビニュースでやっていた業界の平均年収の上昇、減少。
平均だけで判断するのって実は意外と難しいんですよね。

例えば、ある塾で、クラステスト 10人がテストを受けたとして、点数の高い順に

100、90、80、70、60、50、40、30、20、10 だったとすると
平均点は55点です。

次回、平均点が10点下がったとなったとき、イメージしがちなのはこのパターンではないでしょうか。
90、80、70、60、50、40、30、20、10、0
全員が10点ずつ下がったパターン。

実はこういうパターンもあります。 上位二人が抜けたパターンです。
80、70、60、50、40、30、20、10 
他の人の点数は全く変わっていないのに、全体の平均点は下がっています。

逆に高得点の人たちが増えると平均点は上がります。

アナリストとしていつも気にしているのは、
平均を計算するグループの点数がどういう分布であるかという点に関しては気にしたうえで平均を使うのか、中央値を使うのかなど判断しないとな思っています。

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