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ほとけさまのおしえ「洗濯(セスキ炭酸ソーダ)」

 ※今回は仏教とはあまり関係がないかもしれません。

 昨日今日と雲ひとつない「快晴」が続いております。

 と同時にこの時期の太陽は高く、大いなる「熱量」を感じております。

 こんな日にはやはり「手洗い洗濯」もやりがいがあります。

 昨日は普段着とシュラフ、そして今日は「法衣」を洗いました。

 法衣には「黒衣」と「色衣」があり、黒衣はその都度洗っているのですが、色モノの衣はなかなか洗えません。

 生地が「繊細」で、色が落ちたりあせたりするからです。

 そんなことで、洗わずに何度も着ていると、やはり焼香や線香の香りが酸化して「独特の香り」になります。

 なので年に「一〜二回」は手洗いで洗うようにしております。

 そして洗濯機で洗うと、必ず脱水で「シワ」が残ります。

 なので手洗いで絞らずに「そのまま」晒すように干しております。

 今日は朝から徐ろに色衣を取り出し「桶」に浸します。

 その時に、「セスキ炭酸ソーダ」をふた振りほどかけて馴染ませます。

 そして優しめに手洗いをします。

 布が擦れないように押し洗いで「泡を含ませながら」洗っていきます。

 しばらくすると独特の匂いと共に水が「薄茶色」に濁っています。

 さらに三分ほど押し洗いを続け、一旦軽く濯ぎます。

 その後少しの「洗濯用洗剤」を垂らしてさらに押し洗いを五分ほど行い、さらし水で十分に濯ぎます。

 それを「絞らずに」そのまま竿に拡げて乾かすのです。

 そうすると独特の香りが嘘のように取れて、布がちょっと明るくなったように見え、シワも残らずさらりとした肌触りになります。

 このセスキは百均で売っているスグレモノで、特に「消臭と汚れ落ち」が抜群だと思います。

 足袋の裏の汚れも、タワシで擦らなくても押し洗いだけでサラリと落ちるので生地にやさしく長持ちします。

 なんとなく茶けた白物でもスッキリした色合いになるやもしれません。

 一度ぜひお試しいただければと思っております。


☆今日の一句☆

 色映えて
    皐月の風に
        衣ゆれ

 

 

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