ほとけさまのおしえ「なくて七癖」
人にはそれぞれ「癖」があるものです。
そしてその癖は周りから見たら分かるものでも、本人は「気づいていない」ことが多いのです。
もちろん、癖は「行動だけ」ではありません。
考え方や捉え方にも「なくて七癖」はあるのです。
例えば交通違反をしたときに、違反切符を切られると「運が悪いな~」と思ってしまうものです。
でも交通違反が見逃されることで大きな事故につながることを思えば、早く見つけてもらって「運がよかった」のかもしれません。
でも私たちには「財欲」という煩悩があるので、払わされる反則金だけを見て「痛いな~」と思ってしまうのです。
同じ出来事も、見方によって「全く違うもの」に見える。
なので様々な角度から、物事を見られる「智慧」を得ることも必要だと思うのです。
もちろん私たちには理解が及ばない「計り知れない」智慧もあります。
煩悩に曇らされて素晴らしい智慧も「見えない」ときもあるのです。
これを仏の智慧という意味で「仏智」(ぶっち)と言ったりします。
そして私たちに「分かる分からない」に関わらず、仏教には素晴らしい智慧が「惜しげもなく」散りばめられているのではと感じております。
☆今日の一句☆
癖を知り
今の幸せ
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