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人間だもの・2023年12月28日・ABCラジオ『ウラのウラまで浦川です』

●中西正男の懺悔

12月25日、クリスマスはお世話になっている方々との会食でした。町中華からの二軒目、流れが重なり、珍しくガールズバーに行くことになりました。

店内の女性4人はサンタのコスプレ。初めてのお店でしたが、若いマスターも女性もほのぼのとした空気で、ほとんどガールズバーに行かない僕も、こういう空気なら楽しめるのかなとハイボールを飲んでいました。

そこに、買い出しから女性が戻ってきました。クリスマスだけにシャンパンなども立て続けに開いていたそうで、完全に千鳥足。酒か寒さか、鼻の頭の色が花紀京さんでした。

ボツボツ、皆さんとしゃべりながら飲んでいた僕に狙いを定め、キャラを花紀京から島田珠代にチェンジ。

「クリスマスなんだし、もっとテンション上げていきましょうよ!」と乾杯をしてこられました。

そう、クリスマスです。この国の誰の前でも、そのノリは通じたことでしょう。ただ、それが一番ふさわしくない人間に、あなたは出くわしてしまいましたね。

冷静に、最大限の敬語でお伝えしました。

「私は、私の判断で私のテンションを管理しております。私の感覚と、能力と、責任で私の人生を送っております。クリスマスとどう向き合おうが、私の人生。私の海域に渡し舟を渡すことなく、自らの海域をプレジャーボートで疾走してください」

血相変えて、マスターが間に入ってきました。そして「せめてもの、私からのお口直しとして」と、ショットのテキーラをくださいました。

うーん、どこまでも磁場がクリスマス。

今年もこうやって年の瀬を迎えました。

だって、こんな人間だもの。

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