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2023年8月3日分。ABCラジオ「ウラのウラまで浦川です」“人間だもの”

●中西正男の懺悔

先日、晩御飯の後、腹ごなしがてらウォーキングに出ました。

ウォーキングのお供はラジオ。特に「ウラのウラまで浦川です」で浦川泰幸さんがどこで忸怩たる思いを抱き、どこを狂気の発露とするのか。それを探りながら聞いていると、1時間くらいあっという間です。

夜とはいえ、歩いて汗もかいたので水分補給のためコンビニに入りました。

スポーツドリンクをレジに持っていくと、オーナーと思しきGGEがこれでもかとイヤな顔で対応してくださいました。そら、夜に汗かいたオッサンが入ってきたら愉快ではないかもしれないが、この季節、そんな人くらいいるだろうし、そこまで汗だくでもない。そんなにイヤな顔をされるほどのことか。

一人の買い物客としてケタクソ悪い思いをし、ついつい「このコンビニに何か起こればいいのに…」という気持ちが湧き上がってきました。

ただ、そこでいつもの言葉が頭に浮かんできます。「呪ってはいけない。祈るのです。何を?」という「ウラの―」でよく聞くフレーズを反芻しながら店を出ると、通りがかりのギャル二人が「きゃ!」と声をあげてコンビニから離れています。

そちらに目をやると、店の入り口横のスペースにこれでもかとゴキちゃんがたかっています。ハローウィンの時の渋谷センター街かと思うくらい、ゴキちゃんが盛り上がっています。

ただ、盛り上がりと反比例するようにコンビニの前からはサーッとひと気がなくなっていきます。僕もゴキちゃんは得意ではありませんが、その時ばかりは深々とお辞儀をし、それまで以上に軽やかな足取りでウォーキングに戻りました。

だって、人間だもの。

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