それでも生き延びろ!!
闘うすべての人々に。6
1964年に書かれた小説
最終大陸に残された人類1万人29 331
最後のフロンティアとしての南極339
知識人全体の歴史的責任
◆哲学者の責任
哲学者が、自己の充足されている専門領域から出ることをおそれた、その発見を新しい世界観の基礎として積極的にとりいれて行くことにより、よりいっそう普遍化されたのではありますまいか?321
◆絶望
★★★突然犬が遠吠えをはじめた。
悲しげな、気のめいるような声で・・・・・90
敵はもうどこにもいない。
なにものが?ーそしてなにゆえに?
そのかわ理、あらたな、奇怪で情容赦ない敵ー常識をはるかにこえた「敵」が、緑色のなめらかな海面のすぐ外に、瀰漫しているのだ。10
いったい、いかなる凶暴で不吉な存在が、かかる災厄を、このうるわしい星の上にもたらしたのか?18
ただ・・・どんな終わり方をするかが、問題だ。
このとらえどころのない災厄にも、いつかは週末がやってくるだろう。241
人間はそのあらあらしい未完によって、よりかがやかしい未来を約束されていたろうにー、
もし生きのびさえすれば・・・。291
◆警鐘
ぼくはくやしいんだ。
ー人間としてくやしいんだ。303
ー静寂。306
人類は、すばらしくもなければ絶望的でもない。316
人類がもっと早く、自己の存在のおかれた立場に目覚め、常に災厄の規模を正確に評価するだけの知性を、全人類胸痛痛のものとして保持し、つねに全人類の共同戦線をはれるような体制を準びしてたとしたらー災厄に対する戦いもまた、違った形をとったのではないでしょうか?317
・もはや誰の祖国もないのだ。9
・「それ」までの人類
もうずいぶん長い間、なにごともなくすごして来たのだ。53
◆結論
★★★勇気は、それが比較の問題にならなくなった時に、はじめてその素朴な姿をあらわしたー。
誰かがやらねばならず、誰もが指名を拒否しないならば、だれがとりたててえらばれたものの勇敢さをうたうだろう?392
生きのこるのは・・・
生きようとする熱意と努力とこの2つにうらづけられた創意と工夫あるのみである。。341
◆構図
災禍の要因
それらしきもの
きざし
甘い目測
拡大
「たかが」から「まさか」への転換219
・人類としての相対的な自己意識120
・君たちは政治の実体を知らない、センチメンタルな理想主義者だ!170
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