「clubhouseで喋りすぎる危険」に立ち向かうのはどんな人か

clubhouseに参加する社員からの情報漏洩、インサイダーをどう止めるか。
難しいですよね。
しばらく各社がガイドラインを作り、管理する必要が一気に高まります。

でもclubhouseって「ここだけの話」前提のサービスだし、それが聞けるのが面白いところ。
聞く方も「ここだけにしといてね」って話を聞きたがるし、「上手いファシリテーター」はそういうのをちゃんと掘り下げて引き出せる人なのでしょう。場の雰囲気がそんな感じになってると、話し手の方は、喋らざるを得ない空気に追い込まれていく。

そうすると遠からず、本当にまずい情報をしゃべってしまう人、聞き出そうとする人が現れてくる。
そうなった時、隣に止めてくれる広報担当者もいない中で、喋るのはとても危険なことになる。ゲスト登壇を求められても気軽には壇上にあがれなくなるわよね。

そう考えると、偉い人たち=漏らしちゃいけない情報をたくさん持ってる人たちが、気軽に話の輪に参加してくれるボーナスタイムは、「大きなインサイダー事件」が起きるまでなのかなと思う。

いくら録音禁止、メモ禁止でも、漏れた情報は取り返せず、訴えたところで漏れた情報は歩き続けるから。これまでSNSの投稿に気を遣ってきた以上に、すんごーーーい気を遣わなきゃいけないメディアになっていくのではないかしら。

さてそうなった時、
ファシリテーターにはどんな力が求められるのか。

リスナー満足のために聞きたいところを聞き出しつつ、聞いちゃいけないところはきちんと止める。そんなマッチポンプともとれる「一人でメディアと広報の役割をこなす人」なのではないかしら。

聞きだすばかりが能じゃない。品位を持とう、誠意的であろうということかなと。
「品のある、誠意を持った聞きたがり」。
そんなファシリテーターに、私はなりたい。

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