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LIFE IS NOVEL #24

週末の顛末については、家で学校で、姉やワタナベから色々と質問を浴びることになったが、そんなことはもうどうでもよく、僕はまったく違うことを気にかけていた。

週が明け、僕は学校にいた。

スマホに映る写真を見ながら、考えを巡らせる。僕に対するメッセージで明らかだったが、誰が書いたものかはわからない。写真に映っているのは、レストランの伝票だった。カノウには、これを書けるタイミングはなかったはずだ。これに触れることができた店員は、最初のオーダーを取りに来た店員と2回目のオーダーを追記したワタナベだけのはずだ。

とすると、一人目の店員がこれを書いたのだろうか?ワタナベに探りを入れたが、客入りがピークの時間だったためか記憶にないと言っていた。結局、答えの出ないまま、僕はメッセージに従うことにした。

時間は午後3時、僕は普段行くことのない講義棟に移動していた。小規模な教室を複数かかえるこの棟では、僕の在籍するクラスとは違う系統の授業が多く行われている。

C棟3階、そこに指定された場所はあった。教室の外からは中の様子はわからない。誰かいるのか?目的は何か?考えてもやはり結論は出なかった。意を決して、ドアを開けることにした。

しかし、教室の中には誰もいなかった。少しほっとすると共に、僕の考えが間違っていたのだろうか?しかし、そこへ後ろから声が聞こえた。

「…ウラベくん?だよね?…」

声だけで誰か理解できてしまった。
想定外のタイミングで予想外の登場人物が現れるのはもう慣れていると思っていた。しかし、今回はこれまで以上に言葉を失った。

「ここに来るようメッセージもらったんだけど
…ウラベくんが送ってくれたのかな?」

それは、ウラベタケヤスにとって特別な存在と呼べる人物。
イグチカナエがそこに立っていた。

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