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督戦隊ジジイの話1

昨日の実働隊と督戦隊の話を、もう少し述べたいので、本日から具体的に述べていきます。

現代日本の大組織は、実働隊と督戦隊のバランスがおかしいということを述べました。
これは大組織に限らず、現代日本の諸問題に直結します。
決してロシア軍に限った話ではないのです。

ロシア軍の督戦隊は逃亡兵を抹殺しますが、現代日本の督戦隊ジジイは、型にはまらない人間に対して、ありとあらゆるハラスメントを駆使して、抹消しようとします。

まず、真っ先に想起されるべきはパワハラの問題ですね。

前なんたら長に限りませんが、前世代が、督戦隊気取りの評論家となり、しゃしゃり出てきて、「俺の頃はどうたらこうたら」と荒らす。

ちゃんとやっているか、ちゃんとやっているか、と監察官気取りをする暇がある老害は、実務改善に関する知識が古いため、改善出来ずにひたすら前例踏襲を行わせる。

これが現代日本の欠陥です。

督戦隊は実務者に手を動かせ、と口出しするが、督戦隊の手は止まっているのです。
その手は逃亡兵を抹殺するためだけにあり、敵を撃退するために用いられない。
老害は逃亡と撤退の区別がつかないのに。

そうするとどうなるか。パワハラにしかならないわけです。
ちゃんとした手書き、ちゃんとしたハンコ、所定の書式の記入欄、そんなものに拘泥する意味は、一体なんだったでしょうか。拘泥に次ぐ拘泥で、もはや泥沼、底なし沼です。

実務者は前例踏襲という理不尽に耐える作業で、実務時間が削られ、メンタルが削られる。
督戦隊が実務者のメンタルを削る作業の維持をして、離職や自殺を招く意味は何ですか。
その手が自軍の抹殺にしか使われないという意味で、老害は本当に督戦隊なんです。
これから暫くの間、督戦隊ジジイと呼ぶことにします。

次回からは、組織内に跋扈する督戦隊ジジイのみに留めずに、組織の内外に魔の手を伸ばす督戦隊ジジイの話をしようと思います。

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