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からくり看板


 いくつかの拠点が生まれたこともあり、街歩きを愉しめるしかけをつくろうと、看板を設置することにした。

 もろみを入れる器の形と大きさ、サインは上下2つ、両面で4つ。紐を引くとサインが入れ替わる仕組み。大野には江戸時代に「からくり師」(発明家)の弁吉が住んでいた。その偉業を称えた「からくり記念館」が大野川河口に建てられている。この「からくり」を看板に取り入れた。

 「大の」のロゴや波型も、戦前に看板や醤油のラベルに用いられていたものを模しており、大野町の歴史をギュッと凝縮して、遊び心を取り入れた。看板を見つけては、紐を引っ張り、笑顔になる、素敵なしかけ。

 デザインと制作は、新保裕。全部で13箇所、確か商工会議所の支援を受けてた。

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