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2022年度上期総集編 その2

今回でこのメルマガも128回目となりました。一週間に一度発行しているため約2年半続いたことになります。これも一重に読者の皆様のおかげです。大変感謝しております。毎週読んでいただきまして誠にありがとうございます。
半年に一度この半期の振り返りとして総集編を実施しております。Back numberに関してはCentury HoldingsのHPのトップにnoteとして記載しておりますので、検索で『YCS125』と入力して頂ければ検索ができるようになっておりますので、ご興味のある記事がありましたら、ご確認のほどよろしくお願いします。
今回は振り返り第2回目と言うことで、YCS No107-111です。

https://www.pj100.co.jp/
 
<No107 金融リテラシーは必須のスキル>

金融教育が2022年4月から高校の家庭科で必修になったことに伴い話題になりました。『アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書』に記載されている、『絶対に覚えておきたいお金のヒント10』は非常に有益な事だと思います。今後は自分でしっかり勉強した上で自分のお金を育てていく必要があります。学ぶ環境は本やYouTube、スクール等いくらでもあります。あとは自分が学ぶという気持ち次第です。自分の人生において必須のスキルであるという気持ちをもって取り組みましょう! 
 
<No107 10代で学びたいお金の知識 その1>

2022/4/9の日経プラス1で特集されていた『10代で学びたいお金の知識』について取り上げました。お金が重要ということは誰しもが同意することだと思いますが、一方で文科省の方針からお金に関する教育は学校では行わないという不思議な日本の環境がありました。
今回は1位から5位の項目を取り上げました。この5項目は最低限、興味・関心を持つようにした方が良いと思います。1位『税金』、2位『年金』、3位『奨学金』、4位『金利』、5位『株式』 です。

<No108 DXは手段?目的?>

日本はデジタル技術を習得するための人材育成を実施した企業の割合が、アジア7カ国平均の29%に対し18%に留まり最低の結果でした。
DXが叫ばれて久しいですが、従業員の活力や生産性の向上につなげること『X=トランスフォーメーション』がDXの真髄なのに、『D=デジタル化』自体が目的になっています。
ただ、私は『D』も『X』も手段であり、目的は幸せな人生を過ごすことだと考えます。『D』を駆使してどこでもいつでも働ける環境を作り、生産性を上げた『=X』上で、あえて自分でいつ仕事をして、いつしないのかをしっかり区分する。あくまで目的は『自分が人生を幸せに生きる』という軸をぶらさなければ、DXに振り回されることもなくなると思っています。 

<No108 押さえておきたいお金の知識 その2>

YCS No107に引き続き、押さえておきたいお金の知識を取り上げました。今回は6位から10位を記載しています。6位『健康保険』、7位『インフレ、デフレ』、8位『給与明細』、9位『リボ払い』、10位『長期分散投資』です。
私にも娘息子がいますので、そろそろお金の勉強をさせないといけないなと思い始めております。長期分散投資は『社会人になったタイミングから20年続けていたらだいぶ変わっていたのになあ』と私自身反省している次第です。 

<No109 転職できる責任>

日本でも終身雇用や年功序列の慣習が崩れ、転職の選択肢が一般的になります。自分で仕事を選べるという環境は歓迎すべき一方、権利には必ず責任が伴います。転職できる環境は逆に言うと、『転職できる人だけが転職できる』ということです。働き手にとっては年齢に縛られずリスキリングできるかが重要となります。転職の権利が行使できるようにするためには日々自己研鑽を繰り返し、自分の実力を高めておく必要があります。また世界情勢、経済の流れを理解した上で、どのような職業・職種が伸びるのかということを常にウォッチする必要もあります。
ダーウィンの進化論で謳われている『強いものが生き残るのではなく、変化し続けるものが生き残る』。日本も変化し続けることが個人に求められる時代となったのです。 

<No109 コロナは天災?人災?>

ようやくコロナの終わりが見えてきた今日この頃ではありますが、コロナは天災だったのか人災だったのかということを考えてみました。
私の結論は『コロナは人災』です。濃厚接触者も含め隔離制限をしていることの方が、経済的・メンタル的に影響が大きいと思っております。コロナ自体の感染力、重症化というよりは、それに対応する政府の制限が大きく影響を与えています。
コロナを人災と捉えれば判断は大きく変わると思います。コロナを恐れるあまり『外出しない』『人と会わない』『外食しない』という考え方もできますが、重症化しないのであればコロナをそこまで怖がらなくてもいいのではないでしょうか。重要なのは自分で決断することです。決めなければ先に進めません。 

<No110 100年人生幸せに生きるための働き方>

100年人生を幸せに生きる中で仕事時間の充実は必須です。仕事時間が人生の半分以上を占めているため、仕事が楽しくないと人生の半分以上が楽しくないものになってしまいます。仕事に求めるものとして『安定』を求めるか『やりがい』を求めるか、『正社員』なのか『非正規社員』でもいいのか、様々な選択肢が出てきています。前提条件としてお金は必要です。日本は働きやすさは向上しましたが、やりがいは世界最下位となっています。

100年人生幸せに生きるための働き方を、いつも通り『あるべき姿(What)』『なぜそう思うのか(Why)』『現状分析(As is)』『理想を達成するための方法(How)』に分けて考えてみました。
『あるべき姿(What)』ですが、自分が仕事に何を求めるのかというのを、まず自分で定義することが必要です。人によって仕事に求めるものは違います。『自分は何が重要なのか』をまず見つめ直す必要があります。
次に、『なぜそう思うのか(Why)』を自分として腹落ちするのも重要です。『お金を稼ぐために仕事をしている』のも当然ですが仕事をする上で重要な理由だと思います。その他、『他者承認』や『自己実現』とやりがいを挙げられる人もいると思います。
『現状分析(As is)』では、『収入』と『支出』に分けて必要なお金を算出します。私の場合、収入をお金を稼ぐ事がメインの『ライスワーク(Rice Work)』とやりがいを重視している『ライフワーク(Life work)』に分けます。
次に『支出』が十分に賄える程度にRice Workに時間を割り当てます。その際Rice Workの1時間あたりの生産性を高めることにより、いかにこのRice Workに充てる時間を短くするかに重点を置きます。 
余った時間でLife workに時間を当てますが、自分にとって何がLife workになるのかを真剣に考える必要があります。Life workを見つけることができれば、人生の半分は目的を達成したと思います。あとは残された時間でこのLife workを人生かけてやり抜くだけです。 

<No111 借金は返さなくてもいい?>

財務省が2022年3月末時点で、国の長期債務残高が1000兆円を超えたと発表しました。また企業の債務が76兆円過剰と計算しました。
借金は返さなくてもいいんでしたっけ?いいえ、私としては返済しなければならないと思います。日本の1000兆円の債務はどうやって返すのでしょうか?『MMT理論でいくら借りてもいいんだ』という方もいらっしゃいますが、私はこの考えに懐疑的です。
『無い袖は振れぬ』という自覚を持つことが、今日本に一番必要なことではないでしょうか? 

<No111 働かなくてもいい国日本>

日銀は2021年末時点で、家計の金融資産残高が2000兆円を超えたと発表しました。うち54%の1094兆円は現預金です。60歳以上が保有する金融資産は1200兆円で、日本の6割にあたります。
仮に2000兆円をROE平均が8%で運用できた場合、160兆円が毎年資産運用益として計上されます。日本のGDPが2021年に540兆円だったことを考えると約3割です。実は日本の3割は働かなくてもこの資産運用益だけで食べていける計算なのです。
仮に60歳以上にベーシックインカムとして生涯生活を保障する代わりに金融資産の運用をさせてもらえるとしたら、1210兆円の元手で資産運用ができることになります。これを年利8%で運用できれば、97兆円の運用益が出るためほぼ国家予算となります。あと10兆円程度を経費削減できれば、計算上は働かなくて良い国になります。働きたい人だけが働き、働きたくない人は働かずやりたいことをやる。それはある種の理想郷だと思いますが、理論上は実現できるのです。 


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