ゴルフの効用
4月後半になり気温も一気に上がり始めました。GWは夏日ラッシュになると思います。
自分はアウトドアスポーツとして、1~2月はスキーやスノーボードをやりますが、3月からはゴルフを始めます。大体月2回を目安にゴルフに行くようにしております。
元々ゴルフは2010年から始めましたが、2013年に結婚して子供ができてから7年ほど止めておりました。そしてコロナが始まった2020年に密でないスポーツとして、再開しました。
今日はゴルフをお題に書いてみたいと思います。ゴルフを使って自分やビジネスにどう生かすのか、どこを気を付けるべきなのかを考えてみたいと思います。あくまで私見であり、他のご意見があることを重々承知して記載しておりますのでご了承ください。ゴルフの技やプレーに関することはユーチューブ等をご覧ください(笑)。
<ゴルフをやるメリット>
1.初めての人と仲良くなるきっかけになる。
ゴルフが好きな方は非常に多いので、初めて会った人でもゴルフの話題で非常に盛り上がります。飲み会の話題でも事欠きませんし、次に会うきっかけにもなります。
特にラウンドを一緒に回るとほぼ一日一緒にいますし、話題はそのコースやゴルフ場が与えてくれるので、会話も自然と一日つながります。1日一緒にいると仲良くなります。ディズニーランドで初デートすると会話を続けるのが非常に難しく、破綻するカップルが多いと言われているのとは正反対です(笑)。
私も初めて会う人とは必ずゴルフの話をしますし、もしゴルフをやっていると言われたら「一緒に行きませんか?」と誘ってみます。初めて会う人とつながりを作るには絶好のツールだと思います。
2.レベルは関係ない。自分との戦い
野球、サッカー、テニス等のグループでやるスポーツは、どうしても相手のレベルが自分と合っていることがゲームを楽しくするために必要となります。相手のレベルが高すぎても低すぎても試合にならず面白くないからです。
一方、ゴルフは自分との戦いです。グループで周るのですが、個人スポーツです。そのため、下手でも一緒に周ることができます(プレイファーストのため走る等の努力は必要です)。
スコアも個人に紐付くため、周っている人が80台、自分が120台でもプレイファーストさえ守っていればそこまで迷惑はかけないと思います。どうしても下手な人は上手く打てないからラウンドに行くことをためらいがちですが、個人スポーツであることを意識すればむしろ仲良くなれるチャンスだと思います。
3.毎回コースが変わる。無限に挑戦ができる
ゴルフは本当に面白いもので、同じコースを周るのですが、毎回難易度が違うように思います。カップの位置1つで変わりますし、季節や自分の体調、メンタルでも変わります。どうやったら同じように打てるのかは私のレベルでは分かりません。
そういう意味では、他のスポーツ、ゲームと異なり、同じコースを使いながら毎回違うゲームにチャレンジできる楽しみはあります。だからスコアも安定しないのです、と日々自分に言い聞かせております(泣)。
4.継続できる。いつまでもできる。様々な人とできる。
ゴルフの強みは生涯スポーツだと思います。スキーと比較しますと、スキーは筋力が必要なため、筋力が衰えると滑れないコースが発生します。一方、ゴルフは老若男女問わずできるため、自分の健康を維持するためにも非常に優れていると思います。1ラウンド全て歩いて周れば1万歩は越えると思います。
1.とも絡みますが、年齢、性別が異なる人が同じグループでプレイできるというのもメリットだと思います。年齢、性別が異なると体力差、筋力差が出るため、なかなか一緒にはプレーしづらいですが、ゴルフはその壁を超えて一緒にできる点がメリットだと思います。
<ゴルフをやる時の注意点>
上記以外も様々なメリットがあるゴルフですが、注意点も様々あります。こちらもあくまで私見であり、他のご意見があることを重々承知して記載しておりますのでご了承ください。痛い体験談等ございましたら個別に教えて頂ければ幸いです(笑)。
注意点からビジネスに生かす方法も合わせて記載したいと思います。
1.平日と休日で効用が全く異なる。
ゴルフ場からするとコースを提供するという行為は変わりませんが、利用者側のプレーヤーの効用は大きく異なります。まず値段は平日と土休日で倍以上差があります。また土休日の方が混んでいますので、組が詰まっていることが多く、前の組に待たされてイライラしたり、後ろの組にせかされてソワソワしたりと様々なプレッシャーがかかります。往復の高速道路等の混み具合まで含めると雲泥の差です。
ビジネスで考えると需要と供給です。平日は供給過多のため安く、利用者の効用が高い。休日は需要過多のため高く、提供者の効用が高くなります。自分がサービスを提供する側の立場で新規ビジネスを考える場合、需要過多で高く、利益が計上しやすい土休日のゴルフ場のようなビジネスを目指すべきです。
2.はまりすぎに注意
一日一緒に友人と過ごせるメリットがある反面、一日家を空けることになります。また、ラウンドで失敗することが多々あり、克服したいと練習したくなります。すると家族に充てる時間がなくなり、妻からクレームが来ます。
ビジネスにおけるタイムマネジメントと一緒で、しっかりとスケジュールを組んで怒られない程度に行くことをおススメします。自分は月2までと自制しております(笑)
3.自分に嘘をつかない
ゴルフは自分以外審判がいません。バスケットであれば審判がいてファールであれば笛を鳴らしてくれるのですが、ゴルフは自制する以外ありません。スコアが悪い時にどうしてもごまかしたくなりますが、結果自分で嘘をついて後悔することになります。
会社経営も同じです。決算が悪かった時は会社の数字をどうにかごまかしてよく見せたくなるのですが、最終的には自分に跳ね返ってきます。上場会社であれば監査人という審判がいますが、自営業者、非上場会社のオーナーは自制するしかありません。自分に対して正直であるというのが最善の策です。
4.スコアが悪くても気にしない
同じコースでやっても千差万別の結果が出ます。普通同じゲームをやっていれば上達してスコアはよくなるはずなのですが、ゴルフにこの理論は通じません。しっかり準備したのに、練習したのに、早く寝たのにと色んな努力をしてスコアを良くしようとがんばるのですが、結果に繋がるかは別問題です。
私はゴルフは人生と似ていると思っております。一生懸命努力したのに、準備したのに結果が報われないことは多々あります。スコアという結果を求めるのも大切ですが、何を目的にするのかを明らかにしておいた方が気が楽になります。
私の場合、ゴルフは人との付き合いを深めること、人生は楽しむことを目的としており、どちらかというと結果よりもプロセスを重視している人間だと分析しております。
5.ゴルフは自分の人となりが出る
一日ゴルフを周るとその人の人となりがよく分かるという格言があります。私はこれは正しいと思います。スコアがいい時は問題ないのですが、スコアが悪い時はどうしても視界が狭くなりがちです。結果が出ずにイライラする、慎重になりすぎてスロープレーになる等様々な場面で人となり、悪い癖が出ます。個人プレーなのですが、共に周っているプレーヤーから見られている等の意識が必要です。
ビジネスも同様です。経営は個人プレーなのですが、ステークホルダーである銀行、株主、得意先、ベンダー等から見られているという意識が必要です。特にコロナで経営が傾き厳しい状況にある環境下ではなおさら注目されます。その時にいかに自己中心的にならず冷静にいられるか、きちんと説明責任を果たすかが重要だと思います。
これ以外にも多々メリット、注意点等があると思いますので、ぜひぜひ皆様のご意見を頂けたら幸いです。
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