人に続けて同じことをやってしまうのは、安心だからだ。
今日の授業中にて。
ぼくが講義を聞きながら、ペットボトルのフタを開けてカフェオレを飲んでいたら、隣の人も同じようにしてペットボトルのフタを開けてお茶を飲みはじめた。
なんか、こういうの、多い。とある人がやったら、続いてやる、みたいな。
そうそう、この前の新幹線の車内にて。
車内販売。1人、2人が車内販売で酒やツマミを買ったら、後ろの人も次々となにか買っていた。お菓子とか。
この、あとの人に続いてつられるようにして行動するっての、なんでだろう?
ぼくなりの答えは、「前例があると、安心だから」だ。
たとえば、先ほど述べた車内販売。通路を商品をのせたワゴンが通るたびに、ぼくは買ってみたいと思うが、買わない。
そのわけを考えてみると、「緊張する」からなのだ。不安なのだ。自分の前に、だれも商品を買っていないと。
だが、自分よりも前の人が商品を買っていたら、「あ、自分も買ってみよう」という気になる。自分がやろうとしている「ワゴン車がきたら買う」という現場を目撃することで、心にゆとりが生まれるのだ。それで、買ってしまう、と。(それでもぼくは買わないけど)
ところで、前例があると安心だけど、周りの人とは違ったことができない。
勇気をもって、未知なる世界(ワゴン車がきたら買うとかでもいい)に飛び込んでいけるか。重要。