原発や化石燃料への依存構造をどう変える?
経産省の基本政策分科会で、エネルギー基本計画の改定に向けた議論が始まっている。
第6次エネルギー基本計画(2021年)では「原発依存度を低減する」としているが、岸田政権ではGX基本方針により、原発回帰への既成事実化を図ってきた。2023年国会では、原発の停止期間を運転期間(最大60年)に上乗せさせる改悪を原子炉等規制法と電気事業法改正で行った。2024年国会では、水素やアンモニアの混焼で火力発電を推進する法改正を行った。。
これに対して、NPO法人気候ネットワークは、原発や化石燃料への依存構造を変えたいという問題意識で、「エネ基連続ウェビナー」の開催を始めた。第1回が昨日で、第2回、第3回の申し込みを受け付けている(無料)。
第1回 2024年7月29日「福島原発と原子力」。
1.福島原発事故と今 まさのあつこ(ジャーナリスト)
2.気候変動と脱原発 大島堅一さん(龍谷大学教授)
第2回 8月9日「エネルギー基本計画と気候変動対策」
1.エネルギー基本計画の位置づけ・削減目標との関係
伊与田昌慶さん(350.org Japan キャンペナー)
2.持続可能なエネルギー政策の改定へ
桃井貴子(気候ネットワーク東京事務所長)
第3回 8月27日「第3回 1.5℃未満のカーボンバジェットと日本の削減」
1.日本のカーボンバジェットについてどう考えるか
増井利彦さん(国立環境研究所 社会システム領域 領域長)
2.日本の排出削減の可能性~どこまで大幅削減は可能か
明日香寿川さん(東北大学 東北アジア研究センター,教授)
昨日、私が使った資料はこちらでも載せておく。
【2024年8月6日および20日、資料内の間違いを訂正して再掲載】
訂正箇所
P10 X 「2024年7月26日東電」 →◯「2024年7月25日東電」
P10 X 「13年で3gづつなら880万トン取り出しに1500万年かかる」
→◯「13年で3gづつなら880トン取り出しに38億年かかる」
P22 X 「SARYY 」→◯「SARRY」
【タイトル画像】
第1回「エネ基連続ウェビナー」 で使った筆者資料の表紙