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京都で地下鉄工事をやってた頃の思い出

役所に入ってそろそろ仕事にも慣れ始めた頃の土曜(それほどまだ本格的には暑くなかったので、きっと初夏だったんだろう)、半ドンの仕事が終わってから年下の同期(そいつも京都から大阪の職場へ通っていた)と夕方5時過ぎから三条、四条辺りで飲み始め、店を何軒もハシゴして0時頃にたどり着いた店で隣同士に座ったオッチャンと意気投合してオッチャンが行きつけだという祇園の店へ更に飲みに行くことになった。(当時はオッチャンだと思っていたけど今から思うとまだ三十代後半ぐらいの男性だったのかも知んない)
オッチャンの行きつけの店に入って三人で座ると女の人が周りについて注いでくれる。こんな高そうなお店がオッチャンの行きつけなのかと思いながら話をしてたら「オレはなあ烏丸の地下鉄工事で稼いでるねん」へぇ、烏丸でそんな工事が進んでんのや、そやからオッチャンもお金持ってはるねんな、とちょっと納得。夜も更けに更けて午前2時くらいやったかなぁ。そろそろお勘定でお開きかなと思った頃にオッチャン「ちょっとトイレ行ってくるわ」と席を外すが5分たっても10分たっても戻ってこない。ツレと顔を見合わせて「これやばいかな、おれら金ないで…」と内緒話をしてたら、オッチャンが長い長いトイレから帰ってきた!結局、その時の勘定はオッチャンが持ってくれたんだったような…
地下鉄工事で思い出した懐かしい思い出やな。今度いっぺん機会があったらツレもこの時のことを覚えてるかきいてみよ。


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