手持ちの万年筆の書き心地
はじめに
普段使用する万年筆が一新されたので、ここで書き心地についてまとめてみます。
書き心地は、紙質や個体差などでも違いますし、完全に個人の感覚なので、なんの参考にもならないと思います(笑)
個性豊かな書き心地
試し書きをしたノートは、普段使用しているロルバーンです。
ロルバーンは、筆記時の抵抗が少なく、どちらかというとツルツルした紙質です。
パイロット コクーン(画像1番右、右から2番目、右から3番目)
ペン先:特殊合金
字幅:F(細字)・M(中字)
筆記時の抵抗:少なめ
インクフロー:良好
書き心地:サリサリ(シャリシャリとスルスルの中間)
私の万年筆の書き心地の基準であり、最も好みの書き心地です。
Mはインクフローが多いのでよりスルスル感が増します。
シェーファー サガリス(画像左から3番目)
ペン先:ステンレス
字幅:F(細字)
筆記時の抵抗:普通
インクフロー:良好
書き心地:サリサリ(シャリシャリとスルスルの間)
海外製の細字にしてはちゃんと細字が書けます。
筆記時に若干の抵抗を感じますが、嫌な抵抗感ではありません。
ペリカンM215(画像一番左)
ペン先:ステンレス
字幅:F(細字)
筆記時の抵抗:ほぼなし
インクフロー:潤沢
書き心地:スルスル
ペンドクターによる調整済みのため、インクフローがかなり良くなっており、スルスルと抵抗感なく筆記ができます。
ただし、Fですが、中字くらいの字幅になっています。
オート F-ラパ(画像真ん中)
ペン先:スチール
字幅:記載なし(おそらく中字)
筆記時の抵抗:少なめ
インクフロー:潤沢
書き心地:ヌラヌラ
ペン先が若干しなるため、他の鉄ペンとは書き心地が違います。
TEGAMIYAの店長が趣味でペン先を調整したものになりますので、インクフローがとてもよく、ヌラヌラ筆記できます。
パイロット セレモ(画像左から2番目)
ペン先:14金
字幅:F(細字)
筆記時の抵抗:若干あり
インクフロー:良好
書き心地:サリサリ
ペン先がしなるのがはっきり分かります。
筆記時に若干の抵抗感はありますが、筆圧がほぼ不要のため、その抵抗感がかえって心地いいです。
あと、筆記時の紙と擦れる音がとてもいいです。
万年筆で書いてる!って音がします。
これが、金ペンの威力なんでしょうか(笑)
最後に
今回、5種類の万年筆をじっくり書き比べてみましたが、どれも個性豊かでした。
同じメーカーでも書き心地は微妙に違うし、ペン先の構造や素材などで色々な書き心地になっています。
これだけ個性があるから、集めたくなってしまう。
もう沼から抜け出せないんでしょうね(笑)
これからも沼にどっぷり浸かって、万年筆ライフを楽しもうと思います。
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