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意識の不思議なお話

5月の終わりにヨーロッパをぐるりと12日ほど旅してきました。

何度も訪れているパリやミラノ、フィレンツェ,
今回お初のダブリンやマントバ。
それぞれに楽しんできました。


旅のメンバー
は仲良のお友達6〜7人。
現地待ち合わせの個人旅行です。

そういう旅が初めての人もいたし
ヨーロッパは30年ぶり、という人もいて 考えてみれば大胆な旅の計画(笑)



誘われなければ…とてもじゃないけど 行く気になってなかった。

おかげ様で思い切って行って良かったです!
と誘った私に感謝して下さる方もいたし、帰国早々に「旅でお世話になったお礼です」と美味しい北海道のお魚を送って頂いたりもしました。

ヨーロッパでの私の飲み物代を 「ほんのお礼です」と精算から省いて下さる方もいたりして みんなの感謝の気持ちが有難いなー、としみじみ。

豊かな人って とにかくお礼とか感謝の表現が素早い!
お金のある人はお金に愛される行動をするんだよなーと感心した次第です。

私は仕事先も海外という事が多く、みんなより少しだけ旅慣れてる分、できる事をさせてもらった…と思っていますが、いろんな形で感謝が循環していくのは嬉しい限り。


また半年もすれば どこか行きたくなるんだろうなーなんて思います。




帰国してから
不思議な事が起きました。

今回はメンバーの旅の目的と自由度を重視。実際、行きたい所もバラバラでした。

私はパリからフィレンツェに移動して
ある人達はパリからニースへ
また別な人はバルセロナへ
別な人はパリを楽しむ…

これ本当に楽だし、それぞれが自分で考えて自分の好きなように楽しめるって大切な事です。

ダブリンではトリニティ・カレッジの入り口で待ち合わせしました。

不思議その①
ジャン・コクトー

ニースから車で1時間ほどの小さな町に ジャン・コクトーが壁画を描いている素敵な教会があります。

私は学生の頃、ジャン・コクトーが大好きで 色々見て回っていたのですが そこには行った事がありませんでした。

ニースに行く方達に 
「もし暇で元気があったら行ってみて!」と伝えていたんです。

するとそのうちの1人が勇気を出して 1人でバスに乗って そこに行ってくれました。道中も色々あったそうでその様子を面白おかしく伝えてくれました。もちろん彼女もヨーロッパは20年ぶり、みたいな方で 1人でニースの田舎のバスに乗るのは、かなり勇気がいったそうです。

私に絵葉書をお土産に買ってきてくださり、めっちゃ感激でした。

頂いた絵葉書は 教会内部の壁画の写真が多く、コクトーの絵がとても素敵!


その中に「大天使ガブリエル」を描いたものもありました。

私は受胎告知のメッセンジャーでもある大天使ガブリエルが大好き。

時は遡りますが…
若い頃 ジャンコクトーの描いた ガブリエルのリトグラフのポスターを買って持っていたのです。

しかし歳月も過ぎ、そのリトポスターの事はすっかり忘れていました。


帰国して、その絵葉書を毎日眺めていると突然、知らない差出人からメールが入ってきました。

それは大昔そのリトポスターを額装したくて 預けた鎌倉の某ギャラリーさんからでした…

実際ポスターの額装をお願いした店主さんはお亡くなりになっていて 
奥様からのメール。

私のメアドは変わっていなかったので なんとか繋がったのですが…

額装は15年も前からできていたのです(笑)
画廊さんが 代替わりした事、店も移店していた事が重なり…おまけに
当の本人の私も すっかり額装の事など忘れていて💦長い月日、そのリトポスターは 放っておかれていたわけです。

それが何故か?突然に私のメアドが画廊さんの帳簿から出てきて
奥様が気が付かれ、私にお渡ししたい、という流れでした。

15何ぶりに我が家にジャン・コクトーのポスターが戻ってきます。…とても不思議な気分です。


友達がニースに行って 私の好きな教会に行かなければ 私も そのポスターの事、全く思い出さなかった…

思い出した途端に 預けた先から 15年ぶりに私の手元にそれが帰ってくる…そんな事ってあるんですね。


エヴァンゲリオン
もう一つ 面白い事がありました。
旅に出る少し前、母の日に娘がTシャツをプレゼントしてくれました。
何故かエヴァンゲリオンの…です😓

エヴァ初号機が「ロンギヌスの槍」という武器を持ってるデザイン。

「えー、これなの💦」
と心の中で思ったんです(笑)

だって…おばさんが…エヴァンゲリオンTシャツって…エヴァがいくら好きでも …なんか痛々しくないですか?(笑)


この祭壇の下に聖遺物が眠っています…


しかし 今回の旅の最後に訪れたマントバの街で おかしな符号は起こりました。

そこの街の教会には 
「キリストが磔刑で亡くなった時の流れた血を吸った土」をお祀りしてあります。

それを見たさに ワザワザそこまで行ったわけなのですが…。


その祭壇の所に行くと
説明書きがありました。

その土を運んだのは
キリストの死刑執行をした兵士で 
名前はロンギヌス…

彼がキリストを刺して殺し、その場で十字架の足元の土を持ち帰ったんです。

…え?ロンギヌスってそう言う事?
と思いました。

恥ずかしながら 私はエヴァの
「ロンギヌスの槍」の意味を知らなかったのです。名前を知っていただけ。

そこで説明書きを読んで
初めて知った次第…

作者の庵野さんは 当然、知っていて
エヴァに持たせる武器の名前にしたんでしょう。すごいわー。


そのデザインのTシャツを旅の直前にもらっていて、
「ありがとう、海外で着るねー」
なんて適当なお礼を娘にしたんですが
実際は家に置いて行きましたよ…

あー、ここでロンギヌス…
と絶句しました。

もっと色々をちゃんと調べたり勉強したりが必要…

…それにしても
偶然、色々が被ります。


イタリアの片田舎の教会で 
1人恐れ入っていた私です。


意識の中に それが入ってくる
それは意図的かもしれないし
偶然かもしれない。

どこかで知っていたのかもしれないし、本当にサイン、と呼ばれるものかもしれない。

いくら考えても 
わかるはずのない小さな偶然。


でも 何かに導かれているんだな、と言う事を信じたくなります。
特に自分の頭には無かった事が重なると余計にそれを思ってしまう。

神様に操られている…

こんな事があるたび
神様とか宇宙の計らい…を感じてしまいます。

また何か閃いたら躊躇無く旅に出よう、…なんて懲りずに思う今日この頃です。







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