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SAFER AT HOME 3週間目のロサンジェルスの日本食レストラン事情

今週末はイースター本当ならイースターブランチで賑わうレストラン。今週は更にここロサンジェルスではできればスーパーへのお買い物も自粛してくれとのお達しが出ました。

アメリカには2万件以上の日本食レストランがあると言われますが、実はその中で日本人オーナーのレストランは10%あるかないかなんです。その上、そのレストランのほとんどはスモールビジネスオーナーなんですね。

今アメリカで断然売り上げが上がっているのはピザのデリバリー。それもピザハットなどの所謂デリバリーピザであって、高級イタリアンレストランのピザではありません。

今日本でもレストランがテイクアウトやデリバリーに力を入れ始めていますが、ここには2種類のコンペティターがいます。

一つは既存のテイクアウト レストラン。ここロサンジェルスには実は100件以上のYOSHINOYAがあるんです。5ドル以下でおなかが一杯になります。比べて、レストランの牛丼は軽く10ドルは超えています。今誰もが支出を抑えようとしている中、家族4人で20ドルと40ドルでは皆がどちらを選ぶかは明白ですよね。

私はアメリカで食育を長い間しておりますが、食べ物はどんなものでも”できたて”で”手作り”が一番。生まれて初めて鮭のおにぎりを作って食べたアメリカ人の子が”こんなおいしいものを生まれて初めて食べた!”と!

私がレストランに今提案したいのは”お得な””家で作れない”一品です。どんなに美味しい餃子でもテイクアウトしてお家に帰ってちょっとしなっとしてしまった餃子はスーパーの冷凍餃子にも負けてしまうと思います。例えば添付の焼売(これは私が作ったんですけど)をうちで焼くだけにして売る、この間うちから10分のところにあるYAMAYAさんでレストランの味付けのカルビ1パウンド(450グラム)が真空パックに入って$19ドル。おうちのグリルパンで野菜を足してレストランの味で4人がレストランの熱々をいただきました。うちは2パック買って家族に大人気。また、買おうと家族全員で一致。これをカルビ弁当で買ってきてもYAMAYAのお味はこんなものか。次回じゃあもっとお値打ちなテイクアウトでいいねとなりますよね。

もう一つはレストランの隠し技を太っ腹に公開してしまいませんか、公開しても素人はどうせ作れませんので。例えば栗原博美ひろみ先生のレシピを作っても同じものはできません。切り方一つ、熱の入れ方、使っているバターの素材など無理ですよね。それよりもここは自分のレストランのファン作りをする機会と思いませんか?アフタコロナは必ず来ます。その時のファン作りです。

 




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