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パレードは続く〜マジカル・パンチラインとの日々〜2

今日がまだ蒼くても

みぞれ混じりの読売ランド、ココに来るの何年振りだろう?多摩地区と神奈川の子供御用達遊園地読売ランド、寒さに震えながら、らんらんホールに並ぶ中からリハーサルの音が聞こえて来た、今日発表されると告知された新曲に間違い無かった、壮大なサビの曲、これは名曲!聞くのが楽しみだ、そうして離れないで良かった!千人動員が目標の無銭イベントだったが、どう見ても千人の客席の半分も埋まって無かった、悪天候で無銭が逆に災いしたのか?それでもライブはボリューム感があり、新メンバーの二人も何とか形になっていた、この日の特典会でひまわりに「名前を教えて!」と言われたのを覚えてる、最近来てるなこの人、とでも思われたのであろう。

ただ目標の半分にも動員が到達出来なかったとリーダーの沖口優奈が悔し涙を流していたのが、何とも言えない気持になる、特典会では新メンバーは列が途切れがちになってしまっていたのを、慌てて並びに行ったりするファンもいて、ドルヲタは優しいなと思ったものだ、そんな、よみうりらんらんホールのイベントだった


しかしこの春の対バンなどではまだ新メンバーも立ち位置を間違えたりしたのが、素人の自分でも分かるくらい、パフォーマンスは厳しモノがあったそんな中、新曲「今日がまだ蒼くても」のリリイベがスタート、そうして夏のワンマンライブ渋谷ストリームホールへとマジパンは向かっていた、まだCDを複数積む事に抵抗があった自分は今日蒼のリリイベは2回だけ参加した、吉祥寺と発売日の新宿タワーレコード、後は3月から再び始まったアキカルでのレギュラーライブといくつかの対バン、段々と競馬よりマジパンに比重が傾いていった、何時も推しのひまわりが、マジパンのメンバーが待っていたから

今日蒼のリリース日、新宿タワーレコードでのリリイベ新メンバーの吉澤悠華は終始涙を浮かべていた、固い結束の4人のメンバーの中へ加入し、沢山の事を覚えながら初めて自分の名が刻まれたCDのリリース日、感極まるものがあったのだろう、改めてアイドルって良いものだなぁと思った、そうして季節は夏へと、既に渋谷ストリームホールはソールドアウトになって、追加公演が販売されていた正に今日蒼の歌詞のごとく、追い風が吹いてきた様な夏が始まっていた


破天荒なアイドル番組だったマジテレはこの頃から、後輩の出来たひまわりとリーナが落ち着いてきて普通のアイドル番組になって来た、そう誰でも段々と大人になって行く、半年後の最終回沖口優奈が1番最後に「ひまわリーナが大人になった」と呟いた様に

夏の大きなアイドルフェスへの参加も次々と発表された、関ヶ原、TIF、アットジャム、昨年は在宅でフェスも参加をためらってていたが、もう何の躊躇なく高価なチケットを購入していた、そうフェスや対バンこそ応援しに行ってマジパンを盛り上げねば、という思いを突き動かすのだ

そうして渋谷ストリームホールでのワンマンライブ、秋のハロウィンライブが横浜ベイホールで行われる事が発表される、こうやってアイドルのライブではイベントを発表していくんだねー6人でのフルのライブ、終演後のグループショットを見返すと皆お疲れなのが分かる



浴衣のイベントも良かった、久しぶりに夏を満喫していたドルヲタの夏

そうして遂に遠征、関ヶ原歌姫合戦へと向かう、初の遠征、初の大型野外アイドルフェスだ、米原駅で降りるのも随分と久しぶりだ、新幹線から在来線で関ヶ原駅へ向かう、段々と山奥の様な所に入って行く「これは苗場(フジロックの会場)より僻地なのでは?」関ヶ原駅に到着、歴史好きでもあるので一度は来たかった場所だがまさかねードルヲタとして来るとは、様々なアイドルグループのTシャツを来たファンが会場の桃配山グランドに向かう、やはり野外の夏フェスはワクワクするなぁ、フジロックの様な熾烈な場所取りもなくあっさりと見晴らしの良い場所にシートを敷いてマジパンが出る時間までのんびりと過ごす、曇りで暑さもさほどでもないのはラッキーだった
いよいよマジパンのステージの時間が近づき、出演するステージに移動、仮面少女というグループのステージを見る、結構な人が集まって来た、しかし仮面少女が終了すると大半が居なくなってしまった…

今日蒼でステージは始まる、リーナの歌い出しでまた人が足を止め、大盛況となるのでは?の期待虚しく何時ものファンがポツリポツリと、あとは僅かな通りすがりの人、ロックフェスでは、なんだこの曲!なんだこのバンド!とステージに人が途中からでも集まり出す現象が起こるのだが、自分もそうだけどお目当てのグループ以外関心無いファンが多いのがアイドルのファンの特徴、だから人気の差がフェスのライブではモロに出るのだ、それでも懸命に応援するポツリポツリと点在しているマジファン、ストリームホールを満員にはしたがまだまだ苦戦は続く、マジパンメンバーも堂々とパフォーマンスで応える、特典会ではひまわりに「暑いねー」としか言わなかった、もっと応援してフェスでも対バンでも、ワンマンでもパンパンでライブをやれる様になるまで応援しようと、マジパンの後再び満員状態になったステージで大盛り上がりのフェスティブを見ながら思った

関ヶ原2日目、この日はメインステージ、しかし当然人気グループが続く訳だ、マジパンの2つ前は26時のマスカレード、ライブが大いに盛り上がるグループだ、当然大きなメインステージでも多くのファンが集まる、そのままマジパンまで残ってくれたら…
しかし現実は厳しい、やはり多くが去ってしまう、でも昨日よりはまだ残ってマジパンを待っている!昨日とはセットリストも比較的ドルヲタに馴染みのあるマジカルジャーニーツアーから始まり、堂々のパフォーマンス、マジパンはやはり最高だ!

 帰りの新幹線でチェキを見ながら余韻に浸る、コレが遠征の楽しさだなぁ
まだまだ夏は始まったばかり
翌週新メンバーはるゆら生誕祭経て遂に最大のアイドルフェス、TOKYO  iDOL FES、通称TIF、マジパンはレーベル無所属だった昨年も含めデビューから毎年出ていた、只し今年は試練が待っていた、初日にZepp Diver  CityでTシャツステージと称しTシャツ付きチケットを購入した者のみ入れるライブ、そこにマジパンはなんと、NMB48、=LOVE と共にオープニングイベントに出る事になった、人気の桁が違うグループとの共演だ、更にタイムテーブルでは裏に5年振り復活のアイドリングのライブがモロに被る、ファンの主流がただでさえリンガー頼みなのにサトレナも出演するアイドリングが裏に周る、自分はもちろんTシャツチケットを購入しZepp diverに行くつもりだったけどタイテ発表されると、「ゴメン!流石にアイドリング行く、今回は」という人が続出だった…

しかしマジパンはメジャーグループとの共演も臆する事なく堂々とイベントをこなし、ライブも終えた、最後の方では次のライブ目当ての人も入って来て結構な盛り上がりを見せて、関ヶ原の悔しさも含めてなんか泣けて来た、やはりマジパンは凄いよ

でも流石にアイドリングは見たい、終演後スマイルステージに急いで向かうが最後の3分くらい見ただけになった、サトレナ見たかったな。

フジロックを15年通った身である、都会の真ん中で行われるフェスなど楽勝!と思っていたが、涼しく山の苗場とは桁違いに暑さが厳しかったTIF、スマイルでのコラボステージ、そうして浅野杏奈の公開収録を終えた時から完全に暑さにヤラレ始めた、アイスクリームの配布の時よほど死にそうな顔していたのか、沖口優奈に「大丈夫?」と言われてしまう、そうしてこの日のマジパン最後のステージスカイステージへ向かう、山奥での大自然の中で行われるフジロックは当然素敵なステージが多い、お台場でステージが組まれるTIFでは比べ物にならなかったりするが、1つだけ対抗し得る素敵なステージがあった、それがスカイステージ、フジテレビの社屋の屋上のステージは昼は東京湾が一望、日が落ちれば東京の夜景をバックにアイドルがライブを行う、この日のマジパンはまだ日差し強い夕方早めの時間、しかしメンバーは暑そうな顔一つ見せず、この日のライブを終えた、そうして特典会、ハイタッチ会も行われ何と長蛇の列、感動の中初めてのTIFが終わった、次の日も明後日もあったのだけど、自分はこの日のみで終える、いつかマジパンを涼しい時間に出る様なグループにしてあげたい!そんな事思いながらお台場を後にした


帰ってから身体に出来物が出来熱も出た、医者に行くと帯状疱疹と言われ結局2週間寝込む、10月にシングルの発売が告げられリリイベもスタート、新曲の発表は8月末のアットジャムのオレンジステージでとの事、秋のワンマンライブと新曲リリースへ、ドルヲタの身体と財布は休む間がない

何とか体調を立て直し、お盆には渋谷の対バン、そうして三浦海岸の特設ライブハウスで行われる、OTODAMA
三浦海岸なんて子供の頃来た以来であるが、最高のロケーションやはり夏は海だねー

室内は熱気で暑くしかもマジパンはトリなので渚でのんびりとする、こんなに夏を満喫するのは久しぶり、ロックフェスと競馬に明け暮れた夏とは随分と違うが、良いもんだねーマジパン前の2丁目魁カミングアウトの女ヲタコールに驚き、そうしてマジパン、ファンも皆何時もよりエキサイトしていた気がする、そんなイベントだった

アットジャムから9月1日のファンクラブ結成イベントまで平日も目白押しだった、彼女でもこんなに会いに行かないだろうと言うくらい、ひまわりに会いに行く8月末だった

アットジャムEXPOは横浜アリーナなので暑さの心配はなく指定席なのでマジパン以外は席に座りメインステージを見ていれば良かった、いつかマジパンがココに立つ姿見たいと思いながら…
アットジャムではマジパンもそこそこ人は入っていた、大型フェスだと動員の分母も違うせいもあるのだけど、夏に入り少しずつファンも増えた?そうして新曲発表のオレンジステージへ、新曲「もう一度」が発表される、ビックリしたのが清水ひまわりがシャウトしながら涙を浮かべていた、元々熱いタイプじゃ無いだけになんだかこっちまでグッと来てしまった、後に緊張から来たものだと答えていたのだが、この夏で1番印象に残ったシーンだった

8月最終週、アニ愛でるのライブ、考えて見れば清水ひまわりと出会った番組だ、しかし出演者も半分くらいが半年前に所属していたグループが解散していたり卒業していたり、マジパンは良く残ってるなー週末はお台場でのライブ、汐留でのリリイベ、そうしてもう一度の衣装が公開となったファンクラブイベントでマジパンとの暑い熱い夏が終わった、流石に疲れてしまい10月の横浜ベイホールまでヲタ活を一休み

横浜ベイホールのハロウィンライブ、ココで翌年2月のファーストフルアルバムの発売と3月初旬のワンマンライブの開催が発表される、シングルもう一度はマジパン最高位を記録、来年2020年は大きな飛躍の年となる予感しかなかった、ただやはり動員は苦戦、この日も目標には届かなかった、とはいえ特典会はハロウィンの仮装も手伝い大盛況で楽しく締めくくり、11月にはファンクラブのBBQ大会が読売ランドで開催される、これは楽しみだった

清水ひまわり生誕祭が開催される、アニメソングを歌って、ドッキリ有りの全時間に撮影可能と、ひまわりらしい生誕祭で至福感に我々ヲタクも包まれた

そうして読売ランドでのBBQ大会、ここの辺りから徐々周りのファンの方とも顔馴染みになっていく、各テーブルをメンバーが回って撮影やちょっとした話まで出来たのだが、この時リーナが前にも増して美しくなっていて驚いてしまった「もう何時迄もアイドルでは居てくれないかも知れないな」とかふと思ってしまった、後の予感めいたものが最初に有ったとしたらこの時かも知れない


ファーストフルアルバムのリリイベもスタートする、12月はクリスマスとリリイベ、浅野杏奈生誕祭と怒涛の如くイベントが続く、横浜での赤レンガのライブとランドマークタワーでの特典会のクリスマス、例年なら有馬記念で中山にいたのだが迷う事なくこの年はマジパンを選んだ、そうして年末年始、ひまわりが単独でアニ愛でるの関連でコミケに出演、私は遂にコミケまで行ってしまった

そうして新年会まで正月休みの殆どをマジパンに費やす、2020年もマジパンと共に最高の年になる予感しかなかった

リリイベと対バンが続き、2月のアルバム発売に向けてファンも最高潮に達していたのだが、その頃不気味な肺炎のニュースが報じられていた、特典会もマスクをしながらになっていき、少しずつ我々の生活が変わり始める中アルバム発売日を迎えようとしていた、発売週はウィークデイもリリイベである、最後のリリイベ会場渋谷マグネットに向けファーストフルアルバムの発売を祝ったのだ
リリース週のリリイベ、リーナが2日間体調不良で休んだ、その時初めてリーナが抜けたらとかふと考えてしまった、だがもうリーナの居ないマジパンは考えられなかった、増してやひまわりも、これからも今のマジパンと共に歩んで行くんだと信じてリリイベのファイナルを迎える、まさか半年以上会えなくなるなんて思いもよらずに




次々と大きなイベントの中止が報じられ、遂に3月のマジパン4周年ライブも延期、3月のリーナ生誕祭、福岡遠征も延期が知らされ、何もかもが変わり終わろうとしていた


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