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アニメ「範馬刃牙」、クライマックス!!

どうも、Masamiです!

前回の初投稿にて、簡単(?)な自己紹介をしました。
その中の「好きなマンガ」はご覧になられましたか??

僕の大好きなマンガとして 刃牙シリーズ を挙げているのですが、
刃牙シリーズの第三部 範馬刃牙が2021年よりアニメ化されており……

最終編にあたる地上最強の親子喧嘩編がいよいよ
8/24よりNetflixにて独占全話一挙公開となります!

2021年のアニメ範馬刃牙 第一期では
「シャドーファイト編」「監獄バトル編」までが映像化され、
続くエピソード「野人戦争編」の制作決定までは発表されたものの、
その後の制作状況のアナウンスは、一年近く音沙汰ない状況が続きました。

ところが、今年の春……
突然の第二期公開発表で、僕は声に出して驚きました。

「野人戦争編」全話を2023年7月下旬公開!!
「地上最強の親子喧嘩編」全話を8月下旬公開!!

マジかよ!!やってくれたなアニメ刃牙!!

前回の自己紹介にて、現在鬱症状の療養中とちゃっかり書いてましたが、
仮にこの症状が悪化しても、なにがなんでも死ぬわけにはいかない理由ができたぜ!!
これを見終えるまでは死んでも死にきれん!!!!

……失礼、はしゃぎすぎた。
本題に導入<はい>ろう。

今回のプレゼンのテーマは、そう。
刃牙シリーズです。
(今更だけど「バキ」って読むよ。「バキバ」じゃあないよ)

一昨年ついにシリーズ生誕30周年を突破した、
格闘漫画の金字塔についてプレゼンしたいと思います。




What is Baki?!

刃牙ってなんだ?!

強くなりたくば喰らえ!!!漢のバイブル

刃牙シリーズは、1991年に週刊少年チャンピオンで連載開始した
第一部 グラップラー刃牙から続く板垣恵介氏による格闘マンガシリーズで、
その後は第二部 バキ、第三部 範馬刃牙、第四部 刃牙道、第五部 バキ道と、
度々タイトルを改めつつ30年以上続いている長期連載シリーズ。

シリーズ累計発行部数は8500万部と、大ヒットマンガの部類です。

バキ道も連載が終了し、
チャンピオン本誌にて第六部 刃牙らへんが正式に発表され、
つい先日連載開始したとのこと。
さすがにちょっとこのタイトルには不安を隠せません……w

溢れんばかりの刃牙シリーズの魅力ッッ

この刃牙シリーズ、
作品をよく知らない人でも「これ知ってる!」というシーンが散見するのではなかろうか。

まず他のマンガとはダンチの大迫力の描写!
まるでボディビルダーかのような登場人物たちの肉体美はもちろん、
登場人物たちの繰り出す技の軌道なんかはもう
ストロボ撮影のクルマのテールランプの写真のようなんです!

この表現法を用いたのは、板垣氏が業界初なんだっけか。
いや以前からあったのか?
わからないけど、刃牙シリーズといえばコレだろという人も多いはず。
技を繰り出す前の地を抉る踏み込み、身体の回転運動なんかもカッコいい!

そのほかには独特のセリフ回しというか、
刃牙語録みたいなものも非常に有名です。

セリフの語尾によく「ッッ」が入ってるのもそうですが、
絶対他の漫画では出てこないような言い回しばかりです。
出してもすぐ刃牙オマージュじゃんとわかるような。

例:「オイオイオイ/死ぬわアイツ」
「日に30時間の鍛錬という矛盾!!」
「わたしは一向にかまわんッッ」
「体重100キロの蟷螂との試合が創造れるんだ!!!」
「ト……ッッ トリケラトプス……拳ンン!!?」
「なんだァ?てめぇ……」

有名なネットミームだとこのへんでしょうかね。
コレら全部、刃牙シリーズが元ネタです。

とまあ、ワンシーンワンシーンがいちいち癖が強いのですが、
しっかり前後の流れを汲んで見てみてもおもしろいのが刃牙シリーズ。

そして、格闘漫画の金字塔と評されることも多い本シリーズですが、
というのもそれもそのはず。

少年誌のバトルマンガとは一線を画します。
格闘漫画というのだから取り扱うのはそりゃあやっぱ格闘技なのですが、
「はじめの一歩」みたいなボクシング一本ではない。
本当になんでもアリなんですッッ!!

(はじめの一歩もめちゃくちゃおもしろいです。
まだ序盤しか読めてないけどいつかプレゼンできたらいいな)

ボクシングvs暴走族……良し!!
プロレスvsキックボクシング……良し!!
空手vs 極道……良し!!
中国拳法vs総合格闘技……良し!!

なんなら技に関しても、
噛み技、目潰し、不意打ち、金的……オールライト!!

第二部 バキからは、
武器の使用まで解禁されます!
(これに関してはごく一部のキャラのみですが)

このようになんでもありの格闘ルールを
作中では「喧嘩」と称されます。

喧嘩と聞くと、
やんちゃなちびっ子たちの相手を泣かせるまでのシバきあいや、
中学/高校のヤンキーたちの殴り合いを想像するのが一般的でしょうが、
コイツらの「喧嘩」を見てからだと、そのどれもがオママゴトレベルです。

「『クローズZERO』を金曜ロードショーで見たあとだから今のオレ強いぞ」
みたいな現象があると思いますが、
刃牙を見たあとだと人を殺す力が身についてそうです。
(科学的根拠はありません)

だって、アイツらみんなヤベェんだもん!
アイツら、対戦中に骨折しようが失明しようが体の一部が欠損しようが、
勝利を諦めないヤツらばっかなんだもん!!



Masami's view of Baki

Masamiから見た刃牙

シリーズ通してのテーマ

こんだけ「筋肉」「格闘技」「喧嘩」とワードを並べてきているので、
シリーズを通してのテーマは「強きこと」であるのは
刃牙シリーズ読者の共通認識なのは間違いないと思うのですが……

僕はこのシリーズの別のもう一つのテーマを付随するなら、
いや、強きこと以前にこの作品を一言で表すなら「愛」 だと考えています。
の物語です。

それは主人公 範馬刃牙のバックボーンにあります。
今回ついにアニメ化される「地上最強の親子喧嘩編」にもそれらのエピソードが深く関わってるので、これを機にプレゼンできればと思いました。

それを紐解いていくために今回、
僕なりの言葉で刃牙シリーズの話の流れをお伝えします。


地下闘技場編 あらすじ

日本武道館、空手団体 神心会主催の空手大会。
この大会にて一人の少年が、会場を大いに沸かせていた。

彼の名は、範馬刃牙<ハンマ バキ>
彼は空手経験がわずか一ヶ月の白帯ながら、
黒帯レベルの選手との試合を難なく制し、決勝まで駒を進めていた。

決勝戦、神心会の超有力選手 末堂厚<スエドウ アツシ>を相手取り、
様々な技術と強靭な耐久力を見せ、
圧倒的な実力差で勝利/優勝する刃牙。

その様子を見届けていた神心会空手総帥 愚地独歩<オロチ ドッポ>は、
そんな彼の正体を見抜く。
その正体は、東京ドームの地下6階に密かに存在するという
地下闘技場の若き格闘チャンピオンだったのだ。

元神心会の空手家 加藤清澄<カトウ キヨスミ>は、
大会決勝で刃牙を目撃して以来、彼に興味が惹かれる。
独歩に連れてこられ、刃牙がいるという地下闘技場へと足を運ぶのだが……

そこで加藤が目にしたのは、
武器の使用以外は全て認められた格闘技の世界。
そんな世界の王者に、刃牙は君臨し続けているのだ。

斬撃空手の使い手 鎬昂昇<シノギ コウショウ>を相手取って、
苦戦しながらも培ってきた技術で対抗し、激戦を制する刃牙。

その試合の観戦中、
地下闘技場の運営者 徳川光成<トクガワ ミツナリ>がつぶやいた一言、
「刃牙の闘う理由」について、試合後に加藤が問いかけた。

「アンタさっき 刃牙が闘う理由が泣かせる……とか言ってたな」
「病気の父を救いたい……ってところかの」
「そんなに弱ってるのかよ 刃牙のオヤジってのは」
「とんでもない……地上最強の生物だよ あの父親は」

「父の病気」?「地上最強の生物」?
加藤はなにがなんだかという顔だった。

翌月の地下闘技場での試合、
プロレスラー マウント斗場<トバ>との闘いにおいても勝利する刃牙。
その決着直後、
会場客席後方から黒いコスチュームに身を包む大男が、
突如としてリングへと飛び込んできた。

男の乱入に、どよめく観客と光成。
独歩をはじめとした格闘士たちも、驚きを隠せない。
そんな中、刃牙だけがひとり様子がおかしかった。

「お……お……」

「おッ」

「オヤジィ〜ッ!!!」

普段は好青年な印象の刃牙が、
まるで悪魔のような形相で叫び、怒りを顕にする。
そして間髪を入れず、男に殴りにかかる刃牙。

この男こそが地上最強の生物と謳われる人物、
刃牙の父 範馬勇次郎<ハンマ ユウジロウ>であった。

勇次郎に向けられた刃牙の怒りとは?
この親子に一体何があったのか?


……というのが、シリーズ導入部
「地下闘技場編」のあらかたの話の流れかと。
少し長く書きましたが、必要なことだったので。

この時点ですでに、
今でもよく出る用語や主要人物が登場していますね。
(端折ったけど、後に刃牙と結ばれる松本梢江<マツモト コズエ>
ある意味で人気キャラ本部以蔵<モトベ イゾウ>などもこの時点で登場済)

ていうか、
後の作品では性格が悪いというかクソガキムーブが目立つ刃牙くんですが
この時は本当に好青年だったんですよねぇ……
当時の読者が今の刃牙を見たら、別人と思うこと間違いなし(笑)

話を戻して、
まだこの時点では僕の思うテーマ「愛」は出てこないのですが、
刃牙が勇次郎に対して、とてつもない憎しみを抱いていることだけはわかります。

その刃牙の怒りの原因は、「地下闘技場編」より以前の時系列である
「幼年編」にて明かされます。


幼年編 あらすじ

鎬昂昇の実の兄 鎬紅葉<シノギ クレハ>との試合に、刃牙は辛くも勝利。
試合から数日後、刃牙は遠方へのロードワークを実行。

向かい着いた山の中、
長老と呼ばれる巨木の穴に入り、座禅を組み、
長きにわたる瞑想に入る刃牙……

……そこにいたのは、
範馬勇次郎と朱沢江珠<アケザワ エミ>の間に生まれ、
強きファイターであることを課せられた少年、
範馬刃牙 13歳の姿。

不良集団100人、
ムエタイチャンプ ユリー・チャコフスキー
飛騨の山に住む野生獣 夜叉猿<ヤシャザル>
素手喧嘩最強の喧嘩士こと極道若頭 花山薫<ハナヤマ カオル>
自衛隊最強戦力にして環境利用闘方の使い手 ガイアなど、
さまざまな相手との闘争により心身ともに成長していき、
そして闘いの中で友情を実感する刃牙。

そんな彼が欲しいものとは、母親からの愛情だった。
江珠にとっての刃牙は、勇次郎に「女」として愛されるため、
振り向いてもらうためだけに育てた、ただの道具にすぎなかったのだ。
刃牙はそれを十分に理解していた。

江珠からの愛を欲する刃牙。
勇次郎からの愛を欲する江珠。
刃牙の強さを味わいたい勇次郎……

そしてついに、刃牙と勇次郎が対峙する。
その際、江珠は息子刃牙ではなく、勇次郎の隣に立つという構図であった。

「お父さんを喜ばせなさい!!!」

全身全霊をかけて挑んでいく刃牙、
勇次郎自身も息子 刃牙が繰り出す数々の技を堪能するのだったが……

地上最強の生物にはそのどれもが通用せず、
結果は健闘虚しく惨敗。
夜空を見渡すように、仰向けに倒れる刃牙。

勝負ありかと思われたこの対決であったが、
突如、刃牙の顔面に追撃を加える勇次郎。
幾度となく殴りつけられ、地面にめり込んでいく刃牙の頭部。

目が虚になり、死へ向かう息子を目の当たりにし、
「母親」としての意識がついに目覚める江珠。

「勇次郎ォォッッ」
「あたしが相手だッッ」

息子を守るため母親として、勇次郎を殴る江珠。
意識朦朧としながらも、刃牙は母の声を聞いていた。

しかし、
武のアスリートとも渡り合えるような刃牙ですら通用しなかったのだ。
一般人レベルの身体能力の江珠が通用するワケがない。

案の定、立ち向かっていった江珠も両拳を変形させるほどボロボロに。
それでもなお、これ以上息子に手出しはさせまいと勇次郎に向かっていく。

そして最後、勇次郎に抱きしめられるような体勢で、
身体中の骨を砕かれ、これが江珠の致命傷となった。

母からの愛情を手に入れた引き換えに、
最愛の母を失うことになった刃牙。

今のままではダメだと悟った彼は、
打倒勇次郎=母の仇打ち(?)を心に決め、
さらなる強さを追い求めるのであった。


……以上が幼年編の話の流れになります。


いくつもの死線を超え、ついに……


話はこのあと
グラップラー刃牙「最大トーナメント編」
バキ「最強死刑囚編」「中国大擂台賽編」「神の子激突編」
範馬刃牙「実戦シャドーファイティング編」「超絶監獄バトル編」
「原人戦争編」と続いていき、刃牙は成長を続けます。

第二部 バキでは恋仲の梢江との愛が表現されていたり、
第三部 範馬刃牙では「筋肉への愛」だったり
「愛する人をこう(抱き抱え)するために携えた筋肉」だったりと
チラホラと愛ワードが出てきますが……

刃牙/勇次郎/江珠の範馬家の物語としては「地下闘技場編」「幼年編」と、
いよいよ今回映像化される「地上最強の親子喧嘩編」がメインとなります。

なぜ勇次郎は江珠を殺したのか?
殺そうとしたのか?
そもそも父 勇次郎は母 江珠の「仇」なのだろうか?
自分がやろうとしていることは「仇討ち」なのだろうか?
勇次郎の「病気」?

それら全ての解答編が、
この「地上最強の親子喧嘩編」となっております。

よく「刃牙でどのエピソードが一番好き?」という質問を耳にし、
一般的にはバキ「最強死刑囚編」と回答する人が多いのを聞きますが、
自分はダントツでこの親子喧嘩編ですね……

今回ついに映像化されるとのことで、
非常に楽しみで胸が熱くなっております!

この愛の物語、どう終幕<おわ>りを迎えるのか?
乞うご期待……

……ってもう8/24過ぎてんじゃん!
おい、こんな記事みてねぇでネトフリ開けみんな!



Let's watch Baki

見るん

というわけで、大好きなマンガ/アニメである
刃牙について語ってきました。

格闘技のリアルさについては多くの先人によって語られている作品なので、
僕からは刃牙シリーズのお話としての良さが伝わればいいなと思い、
言葉下手ながらnoteに書かせていただきました。

「いいじゃんッ」「あたしも刃牙見るわッッ」なんて
少しでも感じていただけたなら大変嬉しく思います。
あとは、彼らの拳を交える様を存分にお楽しみくださいッッ

ただこの作品、いろいろと賛否がある作品でもあるのも事実。
決着がよくわからない勝負が多かったり、とんでも理論が展開されてたり……

今回の親子喧嘩編が「愛」の解答編であると語りましたが、
それに関しては決してハッキリとした記述がなかったり(笑)

まぁそのへんは、
各々が感じるままに感じればいい!

それではまた!

邪ッッ

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