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面白さに素直になろう。

映画「コッホ先生と僕らの革命」(2011年)

主演: ダニエル・ブリュール

*オススメしたい人*

・先駆者になりたい人

・「ドイツサッカーの父」を知りたい人

・いつまでも若々しさを保ちたい人

*ストーリー*

1871年、対仏戦に勝利したドイツはドイツ帝国を設立。
ドイツ国内は、ナショナリズムと帝国主義が高まりつつあった。
学校の体育授業では、自己鍛錬を目的とする体育と軍事教練が行われたが、球技に対する取り組みには消極的だった。
1874年、イギリス留学を終えたコンラート・コッホは、母校であるカタリネウム校(中高一貫校)に、英語教師として赴任する。
校長は、ドイツ初の英語教師を迎え入れたことに意気揚々としていたが、コッホを推薦したハートゥングからは、反抗的な態度を取らない方が身のためだと高圧的な態度を取られる。
また、クラスの学生たちも誤った反英主義の思想を植え付けられ、英語教育はムダだと言って、反抗的な態度を取るフェリックスのような学生もいた。
クラス内では、唯一労働者階級のヨストが言われのないいじめを受け、別の教師から厳しい罰を受け、退学を言い渡されていた。
学生たちの様子に閉塞感を見たコッホは、学生たちを発散させようと、サッカーを見たこと聞いたこともない学生たちに、サッカーを一から教えていくーー。

*映画の見どころ*

イギリスの文化や習慣を学んでドイツに帰ってきたコッホは、古い考え方や体制に固執する学生たちや大人たちを見て、違和感と危機感を覚えます。
反英思想が強かった当時のドイツで、イギリスの文化を教えることは、危険視されました。
コッホが学校側に知らせることなく、自主的にサッカーを教えていたことが、学校側に知られ、また、学生の一人であるヨストが蹴ったボールで教師に怪我を負わせてしまう事件が起きてしまい、その罰として、ヨストは8日間、監禁処分を受けてしまいます。
コッホは、校長と推薦者のハートゥングに呼び出され、英語教育の先駆者として招き入れたが、指導にはサッカーは関係ないのでは?と指摘されてしまいます。
退職の可能性も高まりつつある状況でしたが、それでも、コッホはサッカーは行動と強い意志を高めるスポーツとして、サッカーを勧めます。
しかし、結果的に校内でサッカーをすることは認められず、禁止されてしまいます。
サッカーに魅力を感じ始めていた学生たちは、その話を聞き、気落ちしますが、コッホが校外での指導をほのめかすと、学校には内緒でサッカーに取り組めるように、クラス全体が協力的になっていきました。

*人生の好転レッスン*

常識を破ろうとしたり、今までやってこられなかった新しいことをやろうとすると、多くの人は反対するものです。
大人になればなるほど、失敗を恐れ、古い常識に縛られやすいかもしれません。
若い人ほど、偏見に捉われず、素直に面白いことや新しいことに取り組んでいきます。
実際の年齢に関わらず、新しいことや面白いことに素直に取り組む柔軟性を、いくつになっても持ち続けたいものです。


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