ペースメーカとMRI撮影 その③
前回の記事 その②はコチラ
さて、次はメーカーさんにプログラマーを手配してもらいます。
※写真は日本マイクロポート取り扱いのプログラマー
タブレットタイプもあります。
このようなワープロみたいな機械←若い子には通じなかったりします💦
自施設に常設してあるところもあるのですが、ない場合はレンタルします。
まずはこのプログラマーで通常のチェックを行います。
そして、以下の条件をクリアしているかを確認します。
※因みに、今回はBostonさんのチェックリストを参考にしています。
上記のチェックリストを例にとってペースメーカチェックで時確認すること
・MRI 検査依頼時 循環器科医師 確認事項
条件付 MRI 対応植込み型機器カードを確認。
患者が以下の条件を全て満たし、ペースメーカシステムが MRI
対応可能な条件を満たしていることを確認します。
・植込まれているペースメーカシステムが 1.5T MRI 全身撮像対応であることを確認すること
・ボストン・サイエンティフィック社製 MRI 対応植込み型ペースメーカ及びリードが使用されていること
・ ペースメーカは左または右胸部に植え込まれていること
・MRI スキャンは、移植、リード再建又は外科的変更後、少なくとも 6 週間経過していること
・本装置と併用可能な MRI 対応機器以外の機器が植込まれていないこと
・使用していないリードやペースメーカが体内に残っていないこと
・リードの破損やペースメーカ及びリードシステムが異常を示す兆候がないこと
・ ペーシング閾値≦2.0V であること(双極ペーシング)
・ペーシングリードインピーダンスはプログラムされた下限インピーダンス~上限インピーダンス(又は 2,000Ω)の範囲内であること等々
※メーカによって値は微妙に違います。
MRIの設定は放射線技師さんがチェックしてくれます。
まだまだ続く・・・。