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ペースメーカ新規埋め込み患者さんその④

前回、やっとここまで来ました↓↓

まずは、どうやってDDDモードからAAIに近いモードにしたか?ですが、
もう1度、埋め込み直後の波形をクローズアップ

A-Vディレイ 埋め込み直後

ペーシングスパイクが見えやすい部分に着目するとAp-Vpの状態であることがわかりますね。ちなみに↔幅(PQ間隔)は約120msになってますね。

次に、1週間後の波形をクローズアップ

A-Vディレイ 埋め込み1週間後

これも同じでペーシングスパイクをまず見つけます。P波は見えにくいけどちょこっとApのスパイクが見えますよね。その後、約250msで自己のQRSが出てきてます。

この状態は疾患で言うならば1度のブロックと同じですよね。特に問題ありません。

ということで、

①埋め込み直後はPQ間隔を短くしてわざとペーシングを入れる。
②その後、PQ間隔を広げていき、自己の波形が出るところを探す。

なぜ、そのようなめんどくさいことをするのか?

③自己脈が出るなら刺激をする必要ない。⇒バッテリー節約なのです。


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