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DevDayでの新機能リリースチェック:MyGPTsとマルチモーダルでもたらすChatGPTの進化

OpenAIが2023年11月6日に発表した最新のアップデートにより、ChatGPTのインターフェースにも変化がもたらされました。

2023年11月6日午後1時(太平洋標準時)、日本時間だと2023年11月7日午前6時から段階的に新機能が導入され、利用者体験が格段に向上されていきます。

①MyGPTs:追加機能の利便性向上

新たに「MyGPTs」が登場し、これまでのメニュー選択を大幅に簡略化します。

従来はChatGPTのメニューから画像生成ツール「DALL-E」やWebブラウザ「Bing」を個別に選択する必要がありました。しかし、これからは「Explore」メニュー内の「MyGPTs」から直接望む機能にアクセスし、選択後は左側のメニューバーに固定されるため、再利用が簡単になります。

将来的には他社のサービスも統合される可能性が高く、選択肢はさらに広がることでしょう。

MyGPTsの利用方法

STEP1 左の「Explore」のメニューをクリック

STEP2 MyGPTsが表示されたら、利用したい機能を選択

MyGPTsのサービスを選択

STEP3 一度選択すると、左メニューにピン留め

左メニューにピン留めされたサービス

②マルチモーダル:複数サービスの組み合わせが簡単に

これまでのシングルモードの制約が解消され、画像生成を行いながらWebブラウジングするなど、複数のサービスを同時に活用できるようになりました。

GPT-4を選択

このマルチモーダル化により、あらゆる可能性が広がり、AIの利用方法がより自由で直感的になります。

利用例:旅行先のイメージを膨らませる

旅行に行く際の行き先の情報をWebブラウジングで調査し、その旅行先のイメージ画像も生成してもらうということも可能です。

来月の日本旅行に向けて、京都の人気観光スポットとその訪問者の統計データを教えてほしい。
それと、そこで撮ったかのような美しい京都の風景画像も見たい。

結果は下記の通りです。

Webブラウジングと画像生成を組み合わせた例

生成AIの進化で生活を豊かに

OpenAIの最新のアップデートは、私たちのChatGPT体験を劇的に改善します。MyGPTsの導入による簡易アクセスと、マルチモーダル化による柔軟な機能組み合わせは、ユーザーの生産性と創造性を大いに促進することでしょう。

情報収集からクリエイティブな作業まで、あらゆるプロセスを効率的に進めるための大きな手助けとなります。こういった人間の利便性を上げるAIの進化は積極的に活用していきたいですね。



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