見出し画像

子供の時間(2021/10/20,21)

20日は「モーター祭(まつり)」
わたくしのシーンを中心にやるという稽古でした。
気が重かった。厭だというんじゃなくて、俺のせいで「進捗ダメです」になったらどうしようかと。

他の人の稽古見てると、グングン変わってくとこが面白かった分、「俺はアレになれるのか?」という不安が。

脱線するけど、演劇やる方に回って最高なのは、稽古場で新しいものが生まれるところに立ち会えることよね。
セットの立て込み、新しい小道具が出来たり、衣装が揃ってきたり。
そういうのが、こっちのイメージ広げてくれて、「ああ、此処はこういう場所で、俺はそういう人だったのか」ってなれる。
個人的には俳優の変わるところを見るのが好きだ。
覚醒!みたいな激変する人がたまにいるんだ。凄いよね。
「お前、今産まれたよ!ハピバスデー!」って声かけたくなるもん。
そういうのが楽しめるのは特権だなーと思う。

閑話休題ーー

閑話休題って使ってみたかった。
今週は強度を上げるよと言われていたので、掛け合いをガンガンやって最大出力出してこうぜ!
みたいになる可能性も考えてはいたけれど、そういうんじゃなくて。
まあ、セリフの(余計な)間は詰めてくんだけど。

最初に演技演技したものを取っ払って(俺の悪い癖)
シーンに合わせた動きの見直しをして
ちょっと話をして、感じてるものを共有して

ということを細かく丁寧にやりました。
凄い、当たり前だ。

やった結果としては、配管に詰まってた不純物が減って、エネルギーが通りやすくなった感じ?
強度を出すための土台が出来たというんだろうか。
別の例えをするなら、盆栽の剪定作業みたいなことかもしれない。

在るべきものが整理されてシンプルなものになれば、その構造が強度をもたらしてくれるのだ、きっと。

なんだかんだで終わって、稽古を観てた夏季さわ氏が面白がっててくれたので良かったなと思いました。

21日は衣装つけて集合写真を撮ったよ。
モーター夫人フルメイク、フル衣装。
強烈だと思うんだけど、身内ウケだったらどうしようという不安は拭えない。初日開けるまでドキドキだよ。

その後の稽古。仕事で稽古場に遅れて入り、撮影の後でザワザワが抜けなかった。
こういう時こそ、「ダメな時は諦めて、セリフをひたすら届ける」をしようと考えてた。
それも100パーでは無かったしセリフも噛んだけど、まあ、無駄な足掻きは以前よりしなくなったのではないか。

で、11月3日の回が予約完売!
ありがとうございます!
しかし他の回はまだ余裕あり。

来るのは大変だし、チケットは新潟相場からはお高めだし、3時間(10分休憩2回あるのでご勘弁を)だし、でハードル高いと思いますが、それ以上の価値あるものがお届けできるようにみんなで頑張ってます。
自分の力では普段好んで演劇見てる人、演劇やってる人、自分の周りの人くらいまでしか情報が届けられないんですが、ここで挙げた人たちには是非観て欲しいと思っています。これはもう、そういうワガママです。
そして出来ればわたくし(達)の手の届かないところにも情報をお伝えするご支援をいただければ、と、1000文字以上読んでくださったアナタにお願いしたく…。
50〜60人くらいいらっしゃる読者の皆様へ(半分くらい関係者だと思うけど)。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?