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スウェディッシュ・マッサージ | ゴッドハンドコースDay37

この日は認定試験の日だった。

本当はあと3回実習を残しているのだけど、他の日程は他の生徒さんとサロンをシェアする形になってしまうので、先生を独り占めできる日に、前倒しで試験となった。

解剖学の試験からスタート。ペーパー4枚に、筋肉の名称や関節の種類、スウェディッシュマッサージの特徴の正誤判断などを記入していく。

時間制限は無く、焦らせることもなく「終わったら提出してね」と。5分程度で回答し終えて、凡ミスがないか再度チェック。

提出したら、その場で丸つけをしてくれたので、私はその間に実技試験に向けてストレッチを始めた。

「おめでとう、100点だよ。」

100点っていう響きが、久しぶりすぎて面白かった。小学生みたい。

「意外と100点って少ないんだよ?」

どうやらみんな、分かると思って問題を読み飛ばしたり、焦ったりして凡ミスをしてしまうらしい。

私はそれが分かっていたから、その前提でチェックをした。なんだかんだ言って、100点は嬉しかった。

そして、実技試験も無事に合格。

もはやあまり緊張感はなくて(実習で初めてのお客様の施術をする方が緊張する)、どことなく自信もあったので、むしろ自分にもっと集中するように働きかけた。

先生は身体を上手に使う人なので、お客様とは違って筋肉の質も良く、もちろん凝りはあるのだけど、とても施術しやすかった。

ところどころで寝てしまいそうになったと言ってくれたし、良いとこは良いとフィードバックもしてくださる。

「これは、気持ちいいなぁ。」

太ももの前面をこねている時に、そう言ってくださった。太ももの筋肉は大きいので、こねるのは結構難しい。身体の小さな方や腕の細いセラピストは大変だと思う。私も全身を使って、そして、ダイナミックに動かすために、特に肩の動きを意識する。さらに、リズミカルにこねられるように、心の中で「こねこねこねこね〜♩」と歌っているというか、リズムを刻んでいる。

苦手なフェイシャルとヘッドは、試験と言えども、ほぼ「指導」に切り替えて、修正をしていただいた。

先生も汗をじんわりかいていたのだけど、私も汗がしたたり落ちそうになり、何度もTシャツの袖で汗を拭いた。

先生の基礎代謝も高いし、私の手のひらも温かいので、相乗効果で身体を活性化することができた。

「やっぱりスウェディッシュはこうでなきゃ。」

着替えを終えて、先生は満足げにそう言った。

一応、筆記試験も実技試験も合格できたので、最後にディプロマ申請書を書いた。

実習最後は8月23日(金)

それまでに他の生徒さんの施術も受けようと思う。卒業まで、あと少し。

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