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なぜ日本の結婚式がガラパゴス的進化を遂げたのか?の考察〜1980〜

日本においては
第一次ベビーブームが落ち着いて
婚姻数は減ってしまいましたが、日本はまもなくバブル時代へと突入していきます。

常に右肩あがりの経済。給料は年々上がって当然の時代。


婚礼件数が減った分
ひと組あたりの売り上げを上げなければいけないという式場のニーズにタイミングが合い
まるでショーのような派手な演出が エスカレートしていきました。

1981年イギリスではダイアナ妃がご成婚。
その時のダイアナ妃の美しさと豪華なドレスは世界中の話題になりました。
芸能人のきらびやかな結婚式が 多く報道されるようになった 影響もあったと思われます。

当時の一般的な結婚式は、、、こんな感じでした。
ホテル内や式場内にチャペルや神殿での挙式ののち
会場前の金屏風の前に新郎新婦と仲人両親がずらりとならぶところからスタート。

白無垢迎賓 (ゲストをお迎えすること)
入場前に 色打掛に掛け直し
新郎新婦入場
仲人による新郎新婦紹介
来賓代表挨拶
乾杯
ケーキ入刀
お色直し1回目 ウェディングドレスへ。
友人スピーチ
お色直し2回目 カラードレスへ
キャンドルサービス
余興
花束贈呈
謝辞

見事なまでにワンパターン。

新婦は和装洋装あわせて4着着るのが当たり前。
ケーキは4-5メートルもある背の高いイミテーション。
入場の時にはゴンドラがおりて来たり
ドライアイスの白い雲の中から登場したり
レーザービームの演出があったり。
余興も賑やかで歌あり踊りあり、、
新郎新婦をネタにした、エンターテインメントショーという感じでしたね。。


このころ、、

ハマトラやアイビールックなどの
ファッション文化が一躍流行。

ディスコ文化が若者を席巻!

松田聖子ちゃんや郷ひろみさんらを
はじめとするアイドルが次々と誕生。

トレンディドラマが翌日の話題の中心で

ザ・ベストテン(歌謡番組)などは
ほぼ国民全員みていたんじゃないか、と思うほどでした。。。

かくいう私はそのまっただ中に生きていたわけですが

日本全体がなんだか お祭り気分に
踊らされているような 異様な違和感を感じており
ちょっと 離れたところで
かなり斜めにみていた記憶があります。
(ひねくれていただけかもしれませんが)


このころは舞台役者をしていたのですが
劇団の仲間が結婚式の司会のアルバイトをしているとのことで

「お心付けとかもらえるし、儲かるよ、一緒にやろうよ」

って誘ってくれたのでしたが、まったくもって興味が湧きませんでした。。。


そして。。90年代になると
私の違和感からくる予感は あたってしまったのでした。。。
いわゆるバブル崩壊、の到来。


つづきはまた明日。。
ここまでお付き合いくださった方に感謝を込めて。

いつも記事を読んでくださってありがとうございます。いただいたサポート料金は、耕作放棄地に作る温室ウェディングガーデン設立の費用に当てさせていただきたいと思っています!