Masako Hirano

I am a world wild potato 平成5年魚座酉年O型日本生まれタイ育…

Masako Hirano

I am a world wild potato 平成5年魚座酉年O型日本生まれタイ育ちドイツ在住

最近の記事

28歳超元気

割と長め&真面目な投稿をしてから半年以上時間が経ってた。更新する詐欺記録ばかり更新し続けているけど、前回投稿した記事について今日電話していた大学の後輩(男性)から言及があってこのnoteの存在を久しぶりに思い出した。今読むととっ散らかりすぎだけどあれを読んだ周りの人が当時から今に至るまで性別を問わず反応くれたりしていて、書いてよかったのかな?と今更ながら思ってる。そして全部の記事を読み返してみたらベルリンに引っ越してきた頃の自分が嘘みたいに私は今元気だってことを改めて実感

    • 少なくとも準強制わいせつ罪として問える出来事

      約5ヶ月前にこのツイートをしたその日に、事の張本人から連絡が来たけれど開封する気にならず、数週間前に小さなことが重なって久しぶりに落ち込んでいた時にようやくそのメッセージを開いてみた。私は受信箱で開封せずとも表示される二行程度の部分を長文メッセージの最初の部分だとこの五ヶ月間思い込んで開くのを躊躇していたけれど、実際には長文でもなんでもなくただこの意味不明な二行しか中身はなくて少し肩透かしを食らった気分だった。8年近く付き合いのある何でも話せる男友達に起こった事を伝えると

      • dlp 1.1

        バシンスキーはこの63分の曲に自宅から撮った9.11のWTC崩壊の映像を合わせて発表してるんだけど、それについて坂本龍一が「当時、炎上するワールドトレードセンターの様子を見ていた時に自然と空を飛んでいる鳥を目で追っていて、バシンスキーのビデオでも同じように鳥を目で追いかけていた。」といった旨の言及をしていた。この曲を聴く度にその話も同時に思い出されて、異様な状況と隣り合わせになった時の人間の機微みたいなのを感じさせられる。今もこういう不思議な状況にいて、たしかに目は鳥をおいか

        • 冬をいなせたのか?

          なんだかんだ1ヶ月以上間が空いた。 端的に言うと、前回の記事を書いた時点で完全に冬には負けていて、天井や壁を見ていると涙が出てくるぐらいの状態だった。クリスマスは友人宅でベルリンに住む友人母(ドイツ人親子)がこちらでは食べる機会が少ない海鮮をたくさん使った料理やその他美味しいものを振舞ってくれ、正月も友人宅で料理を持ち寄り年明けとともにキッチンの食卓で6人で強めの線香花火みたいなのをして、そのままドイツの文化に倣って外に行き近所の公園で打ち上げ花火をするといった過ごし方をして

        28歳超元気

          冬に負けない

          なんか日常生活についても書いてほしいと言われてそれもいいなと思ったので今回はまだ厳しい冬の序の口のベルリンでどんな感じで過ごしてるかを適当に書く。 夏は湿気もないし、屋内だけではなく屋外でのイベントもたくさんある。22時上映開始の野外映画をPotzdamar platzという比較的都心に友達と見に行った時、映画の世界(この時は"Call me by your name")が日中の光を感じさせる光景と軽快な音楽から始まるのに対して、大きなスクリーンの背後にやっと空が青くなって

          冬に負けない

          out of noise

          坂本龍一のアルバムのタイトル。このアルバムを聴いて涙が出そうになったのが二度目で、それをもとに今回は気軽で適当な文章を書こうと思った。このアルバムを聴くと、家の中や外の静かな景色、しかし全くの自然などではなく、窓や花瓶だったり橋やベンチだとか人間が関わったものがどこかに存在しているようなものを眺めながら不意に泣いてしまうような気分になる。 思い返すと大学を卒業してからの3年間、毎年違う人間との個人的な関係で苦心して、その度に足元にずっと横たわっている問題(育った環境で備わっ

          海外(ドイツ)へ二匹の猫と引っ越し

          ・猫は絶対に連れて行く今私は26歳で、黒色と白色の名前をつけていない猫を2匹、もう6年間も飼っている。片方は人馴れしなさすぎて誰も引き取らない(実際に一度引き取られるも3ヶ月で返されてしまったらしい。)のをなぜか引き取り4年かけて触れるようになったような少し気難しい猫で、もう片方は雨の日に溝に落ちていて見捨てることができずに持ち帰った子猫でかなり人懐っこい。ベルリンでのフラットメイトにも"Easy cat”と呼ばれているぐらい。 そんな長い付き合いのため、猫を連れて行かないと

          海外(ドイツ)へ二匹の猫と引っ越し

          Richard Billinghamと機能不全家族

          Richard Billinghamの写真集"Ray's a laugh"(オリジナル)がほしいのと彼の映画を早く日本語字幕付きで見たい。昨年ロンドンのSaatch GalleryでRichard Billinghamのプリントを初めて見て妙に感動した。久しぶりに写真のプリントがギャラリーの壁にかけられているのを見て泣きそうになった。単純に、機能不全家族ぶりがなんだか自分の実家を思い出させて、でも彼の写真はそんな家族に対して赦しみたいなものを感じられて、憧憬の念すら感じた。実

          Richard Billinghamと機能不全家族

          始めた理由(いるの?)と夏目漱石『硝子戸の中』

          長い間感じてきたことで、陶器を作り始めてはっきり自覚したのが、どうしても商業的なデザインを人前に出すときに強いストレスを感じてしまうということ。コネクションのためだけに無理に人付き合いをすることもなければ、ファッションや流行にも疎いのに、大学を卒業して1年と少しで完全にフリーランスになって今年で3年目を迎えられていることには本当に感謝している。それでもなお、仕事で制作したものをSNSにポストする度に一定の不安を感じるし、今のところ何の利益も生み出していない陶器や誰も得しない自

          始めた理由(いるの?)と夏目漱石『硝子戸の中』