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東郷「乃木には万人に愛される徳があった」

仕事終わって寝ようと思ったのですが、ばあちゃんのおにぎりで、目が覚めてしまった…💧 市販とパワーが違うw

なので、血糖値が上がって眠くなるまで読んでみました! 

中西輝政 「乃木希典〜日本人への警醒〜」

司馬史観での、乃木さんのイメージを払拭するために、中西輝政さんが書いた本。47ページと非常に読みやすくて繰り返し読めそうな本でした。

乃木さんの統率力、漫画「昭和天皇物語」でも東郷さんが仰っていた乃木さんの持っていた徳の心

現場で乃木さんを心身共に支えたのは、児玉源太郎さん、共にした部下たちですが、彼の心を支えたのは、父の教え、師匠の中朝事実の教え、吉田松蔭の志、三つに共通している「忠義」の精神…それが明治天皇に対する忠誠につながり、この方の背中が、西郷さん同様に、国民の気持ちを掴んだのがわかります。

司馬遼太郎さんの挙げられる乃木さんの悪いところが、実は陸軍の現場と山県有朋さんのいる大本営だったり、海軍とのギクシャクだったり…全体に言えることでっ

やってみないとわからないのだけど、203高地の作戦が海軍の机上の空論要素が強かったり…

近代要塞化してる火力の差を軽視したと言われてるものも、陸軍、海軍の情報収集、分析ができていなかった

つまりは、情報と補給の軽視であったり…情報戦と国際政治を専門にした中西さんの要素をかんじました。

情報戦は、油断したら負ける…

乃木さんが小学校の児童に語りかけた言葉がこの本にあって…

「驕りに傾くのは、お国の将来のために嘆かわしいことであります。どうか皆さんは質素剛健の徳を積んで、どこまでもお国を滅ぼす最も恐ろしい敵である奢侈(しゃし)と戦う覚悟を持ってもらいたいものです。」

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