とりあえずつくった暫定版です。主要な人類学者(岸上伸啓ほか『はじめて学ぶ文化人類学』ミネルヴァ書房、2018年などを参考にしました)の翻訳書のうち、国会図書館デジタルコレクションの(主に)個人送信サービスで読むことができるものを集めています。※ 個人送信サービスの説明や登録方法はこちら。
おもに2024年4月末の追加によって、1995年ごろまでの絶版書目を中心に、多くの文献(とくに各分野で「古典」とされているようなもの)が登録すればオンラインで読めるようになっています。これはすごい!
暇をみて更新するつもりですし、テーマ・地域別のリストも作成したいし、日本人の著者についてもまとめたいと思っている(今回は多すぎたので断念)のですが、そんな余裕はないかもしれません。ぜひ誰かやってください。また作成者は人類学の専門家ではありません。漏れがあったり、主要な人類学者の選定に論争性があったりするのかもしれませんが、そういうのは専門家にお任せします。
なお、翻訳が複数ある場合に(特にモーガンやフレイザー)、とくに古いものを省略していることがあります。一部の人類学者については、解説書なども見つけるたびにリストに入れました。ともあれ完璧なリストを目指したものでは決してありませんので、なにとぞご理解くださいませ。
作成:2024年5月21日 植田将暉
ルイス・ヘンリー・モーガン(1818-1881)
L.H.モルガン 著, 青山道夫 訳『古代社会』上巻,岩波書店,1958.
L.H.モルガン 著, 青山道夫 訳『古代社会』下巻,岩波書店,1961.
L.H.モルガン 著, 荒畑寒村 訳『古代社会』改版,角川書店,1971.
モルガン 著, 布村一夫 編訳『モルガン『古代社会』資料 : 『古代社会』100年記念』,共同体社,1977.
エドワード・バーネット・タイラー(1832-1917)
ジェームズ・フレイザー(1854-1941)
フレイザー 著 ほか『金枝篇』第1,岩波書店,1951.
→フレイザー 著 ほか『金枝篇』第1(改版),岩波書店,1966.
フレイザー 著 ほか『金枝篇』第2,岩波書店,1951.
→フレイザー 著 ほか『金枝篇』第2(改版),岩波書店,1966.
フレイザー 著 ほか『金枝篇』第3,岩波書店,1951.
→フレイザー 著 ほか『金枝篇』第3(改版),岩波書店,1967.
フレイザー 著 ほか『金枝篇』第4,岩波書店,1951.
→フレイザー 著 ほか『金枝篇』第4(改版),岩波書店,1967.
フレイザー 著 ほか『金枝篇』第5,岩波書店,1952.
→フレイザー 著 ほか『金枝篇』第5(改版),岩波書店,1967.
ジェイムズ・ジョージ・フレイザー 著 ほか『洪水伝説』,国文社,1973.
ジェイムズ・G.フレイザー 著 ほか『王権の呪術的起源』,思索社,1986.
リュシアン・レヴィ゠ブリュル(1857-1939)
レヴィ゠ブリュル 著 ほか『近世仏蘭西哲学史』上巻,白帝社,1941.
リュシアン・レヴィ゠ブリュル 著 ほか『原始神話学』,創元社,1946.
レヴィ゠ブリュル 著 ほか『未開社会の思惟』上,岩波書店,1953.
レヴィ゠ブリュル 著 ほか『未開社会の思惟』下,岩波書店,1953.
レヴィ゠ブリュル 著 ほか『原始神話学』,弘文堂,1970.
ヴィルヘルム・シュミット(1868-1954)
W.シュミット 著 ほか『民族学の歴史と方法』,彰考書院,1944.
ヴィルヘルム・シュミット 著 ほか『母権』,平凡社,1962.
ヴィルヘルム・シュミット, ヴィルヘルム・コッパース 著 ほか『民族と文化』上,河出書房新社,1970.
ヴィルヘルム・シュミット, ヴィルヘルム・コッパース 著 ほか『民族と文化』下,河出書房新社,1970.
マルセル・モース(1872‐1950)
アルノルト・ファン・ヘネップ(1873-1957)
アルフレッド・L・クローバー(1876-1960)
ラドクリフ゠ブラウン(1881-1955)
ブロニスワフ・マリノフスキー(1884-1942)
マリノフスキー 著 ほか『神話と社会』,創元社,1941.
B.マリノウスキー 序 ほか『ポリネシヤに於ける法と秩序』,三省堂,1942.
B.マリノフスキー 著 ほか『文化の科学的理論』,岩波書店,1958.
マリノウスキー 著 ほか『未開家族の論理と心理』,法津文化社,1960.
→B.マリノウスキー 著 ほか『未開家族の論理と心理』,法津文化社,1967.
マリノフスキー 著 ほか『文化変化の動態 : アフリカにおける人種関係の研究』,理想社,1963.
マリノフスキー「西太平洋の遠洋航海者」,『世界の名著』第59,中央公論社,1967.
→同上『世界の名著』中公バックス 71,中央公論社,1980.
B.マリノフスキー, J.デ・ラ・フエンテ 著 ほか『市の人類学』,平凡社,1987.
B.マリノフスキー 著 ほか『マリノフスキー日記』,平凡社,1987.
ルース・ベネディクト(1887-1948)
マーガレット・ミード(1901-1978)
M.ミード 著 ほか『マヌス族の生態研究 : ニューギニア水郷部落の住民』,岡倉書房,1943
マーガレット・ミード 著 ほか『男性と女性 : 移りゆく世界における両性の研究』上,東京創元社,1961.
マーガレット・ミード 著 ほか『男性と女性 : 移りゆく世界における両性の研究』下,東京創元社,1961.
マーガレット・ミード, ムリエル・ブラウン 著 ほか『コミュニティ=その理想と現実』,北望社,1970.
マーガレット・ミード 著 ほか『女として人類学者として : マーガレット・ミード自伝』,平凡社,1975.
マーガレット・ミード 著 ほか『サモアの思春期』,蒼樹書房,1976.
M.ミード 著 ほか『フィールドからの手紙』,岩波書店,1984.
マーガレット・ミード 著 ほか『火薬をしめらせるな : 文化人類学者のアメリカ論』,南雲堂,1986.
エヴァンズ゠プリチャード(1902-1973)
エヴァンス=プリッチャード 著 ほか『社会人類学』,同文館,1957.
エヴァンス=プリチャード 著 ほか『宗教人類学の基礎理論』,世界書院,1967.
フォーテス, エヴァンス=プリッチャード 編 ほか『アフリカの伝統的政治体系』,みすず書房,1972.
エヴァンズ=プリチャード 著 ほか『ヌアー族の宗教』,岩波書店,1982.
エヴァンズ=プリチャード 著 ほか『ヌアー族の親族と結婚』,岩波書店,1985.
ジュリアン・H・スチュワード(1902-1972)
クライド・クラックホーン(1905‐1960)
クロード・レヴィ゠ストロース(1908-2009)
レヴィ゠ストロース「悲しき熱帯」,『世界の名著』第59,中央公論社,1967.
→同上『世界の名著』中公バックス 71,中央公論社,1980.
クロード・レヴィ=ストロース 著 ほか『人種と歴史』,みすず書房,1970.
C.レヴィ=ストロース 著 ほか『アスディワル武勲詩』,青土社,1974.
クロード・レヴィ=ストロース 著 ほか『親族の基本構造』上,番町書房,1977.
クロード・レヴィ=ストロース 著 ほか『親族の基本構造』下,番町書房,1978.
レヴィ=ストロース 著 ほか『悲しき南回帰線』上,講談社,1985.
レヴィ=ストロース 著 ほか『悲しき南回帰線』下,講談社,1985.
クロード・レヴィ=ストロース 著 ほか『はるかなる視線』1,みすず書房,1986.
クロード・レヴィ=ストロース 著 ほか『はるかなる視線』2,みすず書房,1988.
クロード・レヴィ=ストロース [ほか]著 ほか『レヴィ=ストロース : 変貌する構造』,国文社,1987.
エドマンド・リーチ(1910-1989)
ヴィクター・W・ターナー(1920-1983)
ジョルジュ・バランディエ(1920−2016)
G.バランディエ 著 ほか『赤道に燃える火』,講談社,1959.
G.バランディエ 著 ほか『舞台の上の権力 : 政治のドラマトゥルギー』,平凡社,1982.
G.バランディエ 著 ほか『黒アフリカ社会の研究 : 植民地状況とメシアニズム』,紀伊国屋書店,1983.
メアリー・ダグラス(1921-2007)
ロドニー・ニーダム(1923-2006)
クロード・メイヤスー(1925−2005)
C.メイヤスー [著] ほか『家族制共同体の理論 : 経済人類学の課題』,筑摩書房,1977.12.
クリフォード・ギアツ(1926-2006)
マーシャル・サーリンズ(1930-2021)
ピエール・クラストル(1934-1977)
モーリス・ゴドリエ(1934-)
ダン・スペルベル(1942-)
ロジャー・キージング(1935-1993)
シリーズもの(メモ)
叢書などの、シリーズになっているものです。見つけるたびにリストアップした備忘録的なまとめです。
叢書・ウニベルシタス(法政大学出版会、1967-)
現代文化人類学(鹿島研究所出版会、1972)
エリック・R. ウルフ『現代文化人類学1 農民』,鹿島研究所出版会,1972.
エルマン・R. サーヴィス『現代文化人類学2 狩猟民』,鹿島研究所出版会,1972.
L. クレーダー『現代文化人類学3 国家の形成』,鹿島研究所出版会,1972.
C. L. ブレーズ『現代文化人類学4 人類学の進化』,鹿島研究所出版会,1972.
M. D. サーリン図『現代文化人類学5 部族民』,鹿島研究所出版会,1972.
W. T. サンダーズ, J. J. マリーノ『現代文化人類学6 新大陸の先史学 アメリカ・インディアンの考古学』,鹿島研究所出版会,1972.
人類学ゼミナール(弘文堂、1977-1980)
ルイ・デュモン 著 ほか『社会人類学の二つの理論』,弘文堂,1977.5.
AD.E.イェンゼン 著 ほか『殺された女神』,弘文堂,1977.5.
A.ファン・ヘネップ 著 ほか『通過儀礼』,弘文堂,1977.6.
W.H.グッドイナフ 著 ほか『文化人類学の記述と比較』,弘文堂,1977.11.
W.H.グッドイナフ 著 ほか『文化人類学の記述と比較』,弘文堂,1977.11.
R.ハイネ=ゲルデルン, M.バードナー 著 ほか『東南アジア・太平洋の美術』,弘文堂,1978.4.
W.H.リヴァーズ 著 ほか『親族と社会組織』,弘文堂,1978.6.
M.R.アレン 著 ほか『メラネシアの秘儀とイニシエーション』,弘文堂,1978.6.
A.シュレーゲル 著 ほか『男性優位と女性の自立』,弘文堂,1978.12.
H.シェーラー 著 ほか『ガジュ・ダヤク族の神観念』,弘文堂,1979.4.
J.H.スチュワード 著 ほか『文化変化の理論 : 多系進化の方法論』,弘文堂,1979.5.
E.R.サーヴィス 著 ほか『未開の社会組織 : 進化論的考察』,弘文堂,1979.6.
J.ファン・バール 著 ほか『互酬性と女性の地位』,弘文堂,1980.1.
E.ロット=ファルク 著 ほか『シベリアの狩猟儀礼』,弘文堂,1980.3.
J.A.ピット=リバーズ 著 ほか『シエラの人びと : スペイン・アンダルシア民俗誌』,弘文堂,1980.12.
文化人類学叢書(紀伊國屋書店、1980-1984)
ダン・スペルベル 著 ほか『象徴表現とはなにか : 一般象徴表現論の試み』,紀伊国屋書店,1979.
エドマンド・リーチ [著] ほか『神話としての創世記』,紀伊国屋書店,1980.
ヴィクター・ターナー 著 ほか『象徴と社会』,紀伊国屋書店,1981.
エドマンド・リーチ [著] ほか『文化とコミュニケーション : 構造人類学入門』,紀伊国屋書店,1981.
メアリー・ダグラス 著 ほか『象徴としての身体 : コスモロジーの探究』,紀伊国屋書店,1983.
G.バランディエ 著 ほか『黒アフリカ社会の研究 : 植民地状況とメシアニズム』,紀伊国屋書店,1983.3.
ダン・スペルベル 著 ほか『人類学とはなにか : その知的枠組を問う』,紀伊国屋書店,1984.
Edmund Leach and D.Alan Aycock [著] ほか『聖書の構造分析』,紀伊国屋書店,1984.