ゼロカットのデメリット

(`・ω・´)はい皆さんご存知かどうか知りませんけどマサ吉ですよー。

今日は海外FX業者でよくある「ゼロカット」について書いていこうと思います。

殆どの人はゼロカットに対して良いイメージしか持ってないと思うんですよ。

だって日本だと値が一気に動いてスイスショックやアップルショックみたいなことが起きた時に証拠金以上の損失を被った場合は追証が発生して足りない分を証券会社に補填しないといけないですが、ゼロカットだとどんなにマイナスになったとしても追証は発生しないですからね。

だから中身をよく知らない人は「日本もゼロカットを採用しろ!!」「日本の証券会社も海外みたいに企業努力をしてゼロカットを採用しろ!!」というのを今でもツイッター上とかでたまに見ます。

レバレッジを10倍に規制するって話が出た時にも海外業者を基準に考えた何も知らない人達が一生懸命ゼロカットを推奨するのも見かけましたね。

で、まずゼロカット出来る仕組みを説明しましょう。

まず、今の所はですが、ゼロカットをする=100%ノミ業者なのです。

吞み業者とは何かという説明をきっちりするとそれはそれで長くなってしまいますので、凄い簡単に言うと負け組の損失が会社の利益で勝ち組の利益は会社の損失みたいな感じでやっている業者です。

まともな業者の場合はまず、顧客の証拠金を預かった場合は信託銀行に対して顧客の証拠金の1.3倍を3営業日以内に信託銀行に預けなきゃいけません。

それをすることがLP(リクイディティプロバイダー)に対する担保となります。

で、その担保があることでレバレッジを許容することが出来るのですが、そもそもLPは最大でもレバレッジを100倍までしか提供しておりません。

で、最大でもという言い方をしたのにもしっかりとした理由があり、ドル円やユーロドルなどの流通量が多く、そもそも一気に大きく動きにくい通貨に関しては100倍ですが、アフリカランドやトルコリラ、ロシアルーブルやメキシコペソなどの元々流動性の低い通貨で資金が一気に入ることで値が大きく飛んでしまう可能性のあるものは10倍以下だったりします。

ですので、それ以上のリスクを取っている時点で追証の発生率が高くなります。

で、普通に顧客の注文をカバー先に流していた場合に顧客に追証が発生したとします。

その場合にしなくてはならない順で説明しますと、

追証が発生→カバー先が証券会社に不足分請求→証券会社が補填→証券会社が顧客に不足分請求→顧客が補填

という流れになります。

で、海外業者で「呑み行為してませんよ」とか「ECNのSTP方式」とか唄いながらゼロカットを採用してる所が沢山あるんですけど。

ゼロカットの時点で全て嘘です。

上の流れみてくれたら分かりますが、それをするとしたら顧客のマイナス分を全部証券会社が払ってるだけになります。

そんなことしません。

というか出来ません。

海外の業者は比較的スプレッドが高い所が多いですが、それでも1回あたりに取れるのは1ピプスとかです。

10万通貨で1000円とかです。

顧客の殆どがスキャルピングを採用してくれるなら回転率も上がって利益になりますが、殆どの人はデイトレードかスイングです。

そんな人達がレバレッジ1000倍とか500倍とか888倍とかでガンガン証拠金溶かしてゼロカットになります。

そんなのをまともに受けてたら全ての会社簡単に潰れます。

だから海外業者は一定額勝ったりすると簡単に凍結にしたり出金拒否にしたりします。

そして裁判を起こそうとしてもその業者の現地で裁判となり、万が一セーシェルだと言われたらマダガスカル島の上で英語かフランス語で裁判をしなきゃなりません。

ベリーズって言われたら40時間くらい掛けて中米まで行ってスペイン語で裁判です。

通訳雇ってスペイン語の弁護士雇ってってやって最悪のケースは会社潰して逃げられます。

だって吞み業者でカバー契約しないで詐欺的行為するだけならベリーズなら100万も掛からずに証券会社がつくれちゃいますから。

日本語のHPがある海外業者の9割以上が経営者日本人って知ってましたか?

ノミニーっていう代行業者使ってオーナーだけ名義借りして見た感じは外人が経営してるけど実質のオーナーは殆どのケースで日本人なんです。

で、日本人を嵌めこんでるんです。

実際は港区やら中央区や江東区のタワマンやら低層マンションで良い暮らしをしている日本人がオーナーだったりするんです。

話脱線しましたが、もし日本でゼロカットを採用しようとした場合に起きうることを書きましょう。

今現在はゼロカットじゃないのでその分は顧客から補填されます。

でもゼロカットにした場合は会社の負債になります。

だから会社は収益が悪化することが考えられます。

その補填をどこかでしなきゃならなくなります。

実際に過去に起きた事例で考えてみましょう。

レバレッジ規制が過去に二度ありました。

無制限から50倍になり、50倍から25倍になりました。

その結果証券会社は収益が悪化しました。

なぜかというと、勝ち組はもうある程度の金額を稼いでいることからレバレッジの規制が入った所でそもそも高いレバレッジを一定金額稼いだ頃から掛けていなかった為、レバレッジの規制による収益の悪化は殆どなかったのです。

しかし負け組の人達はレバレッジの規制のせいで勝ち額は減ったけどお金が減るスピードも遅くなりました。

その事により、勝ち組はレバレッジの規制を殆ど受けず勝ち額も変わらない状況で負け組はお金が減りにくいという現象が起きた為に呑み行為をしている証券会社は収益が悪化し、それをどこかで挽回しないとならなくなりました。

それが最初に現れたのが2013年の3月でした。

その頃から投資をやっている人でしたら知っている人もいるかも知れませんが「ぐるぐる」という言葉で巷では言われてました。

それまではエントリーも決済もクリックしたらすぐ反映されたのですが、2013年の3月からいきなりチャート上でちっちゃい円がぐるぐるしだして約定するまでに数秒から数十秒かかるようになりました。

最初は「え?なになに?PC重たくなった?」って思って1人で混乱してたら他のは普通に開くしなんでだ?って思いながらずっとやってました。

数秒から数十秒約定まで掛かってその間についた価格で一番悪い位置で100%約定するという最低なシステム変更が起きており、それでも勝ってやると熱くなって3日間やり続け200万円ちょいのマイナスでギブアップ。

全額出金してその業者を辞めました。

そしてネットで検索してみると他の人達も皆同じ現象になっていて「あ、これ俺だけじゃなくて業者がシステムを改悪したんだ」って気付きました。

この問題はあまりにも酷く、スキャルパーに限らずデイトレーダーの人達も騒ぎ証券会社への電話や金融庁への通報も沢山あった為、金融庁が緊急的に動いてくれるという異例のことが起きました。

でも金融庁も天下り先にしようとしていたのか謎の法改正がされました。

凄い簡単に言うと「悪い方に滑って約定しても良いんだけど良い方にも滑らせなさいよ」という改正。

いや、そうじゃなくて、悪い方にも良い方にも滑るのはしょうがないんですけど、恣意的にやるのはダメですよ。ってするべきじゃないですか?

この改正案だと99%は悪い方に滑らせるけど1%でも良い方に滑らせたらOKってなるんですけど?

って話だったんですが、やっぱりそうなりました。

そして残念なことに今もそうなっています。

で、その次は2013年の11月にバイナリーの短期が違法になりますと決定されました。

それによりまた負け組が証拠金を減らすスピードが遅くなった為に勝ち組を追い出そうという動きが出て2013年の6月から8月が凍結祭りが始まりました。

その頃にスキャルピングで勝ちまくっていた人は軒並み凍結されたので覚えている人もこれを読んで頂いている中にはいるかも知れません。

で、2013年の11月に短期バイナリーが国内禁止になった事によりある証券会社がレートの更新頻度を下げるという荒業を使うようになりました。

どういうことかというと、皆さんに見えてるレートはただのおかざりで、その見えているレートと実際に約定するレートは全然違うというような抽選が内部では行われていました。

で、これは会社によるのですが、「1分足で実際に動いた価格の中で最大何ピプスまで動かすことが出来る」みたいな設定もありました。

これに関してはそのシステムを実際に見たことがあるので確実です。

日本での大手でも採用している所は知ってる限りでも何社かあります。

そして海外のハイレバ業者やゼロカット採用業者クレジットカード入金OKの会社には全て導入されていると思ってOKです。

で、もし日本の業者がゼロカットを採用しようとなるとこれは完全に負け組のケツを業者が利益を減らしてまで拭くという作業になります。

勿論カバー取引をしていなかった場合にはデモ取引をやらされているようなものなので証券会社に損失はないのですが、そうなるとスキャで勝ちすぎると凍結になるとか見せかけのスプレッドは0.2だけど実際はスリッページや過度なスプレッドの開きとかで実質のスプレッドは1とかそれ以上になるとかなってしまいます。

だからそうなるとしわ寄せは何処に来るか?って

いうと大きい金額を掛ける人達ほどそういった改悪で勝ちにくくなったり言ってしまえばランニングコストが高くなる可能性が出てくるのです。

そしてそれは負け組の人達や今まだ勝てていない人達も勝ちにくくなり、そういった人達のケツを拭きたくないことからレバレッジを10倍に規制してよりお金を減りにくくする代わりにお金も増えにくい状況になり、夢を見にくくなるのです。

海外のFX業者が企業努力によりゼロカットしていると勘違いしている人達があまりにも多いですが、企業努力しているからゼロカット出来るのではなく凍結にしたり勝ったのをなかったことにして証拠金しか出金に応じなかったり、証拠金も全て出金拒否にしたりして「何か文句あるなら現地で裁判して」とやっているからゼロカットに出来ているだけです。

なんならそもそもカバー契約すら出来ない信用度の低い国のライセンスしか有していない業者だったりするので、追証もくそも無くそもそもデモ口座を渡しているだけという海外業者も多いので、そういった所に関しては最悪入金した時点で出金すら出来ないというような所すらあります。

色々長々と書きましたが、そもそもゼロカットに頼るようなら投資なんて辞めてしまえばよいんです。

減ること前提でトレードするんですか?

100万円稼ごうとするってことは100万円のマイナスも許容するって思わなきゃダメなんです。

追証になるようなレバレッジを掛けなきゃ良いのです。

「でもレバレッジ掛けないと全然儲けれない」って言う人達がいると思います。

そんなのはその人達が悪いのです。

それだけのお金を用意出来ないから悪いのです。

少しでも早く稼ぎたいとか稼がなきゃいけないというのはその人の事情で相場には何も関係ありません。

そう思ったって勝てないものは勝てません。

というよりも殆どの人はお金を減らします。

ギャンブルをやりたいのか投資をやりたいのかしっかりと考えなきゃダメです。

ギャンブルをしたいならなんかあったらゼロカットに頼るようなトレードをし続ければよいのだと思います。

投資をやりたいのであればゼロカットに頼らないトレードをするべきなのです。

だって聞いたことありますか?

安定的に勝っている人達がゼロカットにあって助かったみたいな話をしているのを。

安定的に数千万とか数億とかそれ以上の金額でトレードする人達はそんなリスク負うトレードしません。

海外FXのアフィをしたいだけの人間で嘘を並べてるだけのアフィカスなら別かもですが。

そういう人はYouTubeとかで何千万とか何億とか稼いだって言ってるけどほぼ100%で海外の吞み業者でそんな金額稼げても出金すら出来ないってことすら分ってないただのデモトレーダーです。

まぁ話が脱線しているのでここら辺にしておきますが、ゼロカットがオススメ出来ない理由は分かってくれたかと思います。

ゼロカットを必要とする人達はそもそも負け組トレーダーなのです。

今これを読んでくれているあなたがギャンブルをして高揚感を得たいだけで極力負け額は減らして少しでも快楽を得る時間を長くしたいのでしたらゼロカットは役立つかも知れませんが、勝ち組トレーダーになりたくてなるつもりで相場に挑んでいるのであれば勝ち組トレーダーにとっては負け組トレーダーの尻拭いをさせられるだけのものでしかないので絶対頼るべきじゃないし反対するべきなんです。

(`・ω・´)分かってくれましたでしょうか?

(`・ω・´)マサ吉はねんねしますよ。

(`・ω・´)ぐんないえぶりわん♪

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