マガジンのカバー画像

喫茶ランドリー

27
墨田区千歳に誕生した「喫茶ランドリー」の日々の出来事。
運営しているクリエイター

#コミュニティ

「喫茶ランドリー」はやっぱりヤバい?コロナ禍で結婚式も開催.全部受け入れたら、実はこんな感じでした.今だから伝えられるコロナ禍レポ.

今日の今日まで開け続けました思えば、コロナがはじまったのは2019年12月ごろ。日を追うごとにただごとではない空気が増していったあの感触は、改めて今思い起こすと、やはり一度も体験したことない空気感でした。皆それぞれに振り回されました。 「喫茶ランドリー」とて同じだったわけですが、実は「喫茶ランドリー」(森下両国)は当時、まわりのお店がほとんどお休みとする中、開け続けていきました。今日の今日まで。下は当時、第1回の緊急事態宣言がはじまって、1ヶ月後のレポート。 それから2年

新刊 『1階革命』 (著:田中元子/晶文社)Amazon予約はじまりました。副題は「私設公民館『喫茶ランドリー』とまちづくり」。書店は12月20日ごろから並びます。

 この度、晶文社よりグランドレベル田中元子の新しい書籍『1階革命−私設公民館『喫茶ランドリー』とまちづくり」が晶文社より発売されることになりました。Amazonでの予約注文は昨日から、書店での販売は2022年12月20日の予定となります。  表紙は、こんな素敵になりました。表紙絵は、グラフィックアーティストの伊藤桂司さん、ブックデザインはアジールの佐藤直樹さん・菊地昌隆さんにお願いしました。  今回の書籍の位置づけは、田中の前著『マイパブリックとグランドレベル − 今日か

まちで「挨拶」が増えた理由.「コンビニ」「喫茶」「立ち飲み屋」自分の手元で咲きはじめていた「暮らしたいまち」.

この文章は、土木学会がnoteで開催する「 #暮らしたい未来のまち 」コンテストの参考作品として主催者の依頼により書いたものです。 生まれてから、大阪、台北、千葉、ロンドン、高円寺と暮らし、ひょんなきっかけで隅田川沿いの東東京に住みはじめて、早17年にもなる。 このまちに暮らしはじめてから、一時期は大学に勤め、またそのあとはフリーランスのように働くことになっていった。暮らすまちでの自分の行動といえば、基本は家と駅の往復、その間に、コンビニやスーパー、ちょっとしたチェーン系

スーパーの軒先が「喫茶ランドリー」のように!まちに愛されるスーパーの新しいカタチを目指すマックスバリュおゆみ野店のチャレンジ。

冒頭の写真は、スーパーマーケットのマックスバリュおゆみ野店の軒先の先週末の様子です。リニューアルオープンから3週間が経ち、改めて訪ねると、当初思い描いていた光景が感動するほどに実現されていました。 今回はここに至る1年半のお話です。 地域に根ざした真のスーパーマーケットとは?プロジェクトのはじまりは、2019年5月にいただいた一通のメールからでした。これからのスーパーマーケットをつくっていく中で、どの会社も「地域」や「コミュニティ」といったキーワードを謳いますが、マックス

ビールでコミュニケーションを起こす!?「喫茶ランドリー」の「補助線のデザイン」のヒミツを解説!

コロナ禍の「喫茶ランドリー」レポートを書いてから約3ヶ月が経ちました。 メディアはコロナ一色ですが、その後の喫茶ランドリーも変わることなく11〜18時で営業をしています。喫茶周辺の住宅街も、日常のざわめきを少しずつ取り戻しはじめ、最近では地域の方だけではなく、遠方からのお客さんも少しずつですが戻ってきているように思います。 合わせて、先日はアコースティックライブやアクセサリーづくりワークショップなどが開催されたりと、イベントごとに使われるシーンも復活してきました。本当に嬉

その名も「ハタメキ」!清澄白河にオープンした「喫茶ランドリー」の従兄弟は、クライアントの“やりたい”を喚起させ続けるべく、間口5.5m、あの有名長屋の1階に誕生。

「喫茶ランドリー」のような場所を私もやってみたい。 そういう問い合わせを年に何度もいただけるようになりました。それは企業や組織からの依頼もあれば、個人の方からの場合もあります。でも特に個人の方の場合は、「やりたい」という純粋な気持ちだけの方も少なくありません。 そんな中でも本気で物件やつくりたい場のイメージを持って、可能な範囲で予算のことを考え、そして何よりも依頼をいただく前に、何度も喫茶ランドリーに来て下さっている方に出会うと、本当に嬉しいものです。きっと自分なりに、自

喫茶ランドリーの憲法|6ヵ条:働くこと、共に生きること、あなたらしくいること、幸せになること、そのために必要なことをギュウっとまとめてみました!

喫茶ランドリーを考えはじめた当初、数多くカフェを運営されている方に何が一番大変ですかと聞いたところ、「それは人間関係ですよ」と答えて下さいました。むろん、そんな答えを聞いても、人一人雇ったことのなかった私たちには、何一つイメージが沸きませんでした笑。 そのような中で、気が付けば独自のお店をづくりをしてきたのだと思います。これまで喫茶ランドリーが、お客さんにとっても、また働くスタッフたちにとっても、他の場・お店にはない居心地を実現してきた背景には、人間らしい圧倒的な信頼関係が

喫茶ランドリーのようなゴミ捨て場が生駒市の住宅街に!?アミタ×生駒市のチャレンジは、アフターコロナのまちづくりのベースに!

★最下部に軌跡の続編情報アリ!★ 今回は、タイトルの通り、喫茶ランドリーのような場所が、奈良県生駒市のある住宅街の中に「資源ゴミステーション」として現れたというレポートです。ゴミ捨て場!?に、人が集まる??と、全く謎なところがあるかもしれませんが、日本全国のまちが抱える状況にもフィットする内容で、かつコロナの今だからこそのまちづくりのヒントにも。最後までぜひどうぞ。 いきなり結論から見せてしまいます 最初に結論から見せてしまうと、今回の話は、奈良県生駒市の萩の台という住

「喫茶ランドリー」はやっぱりヤバい?コロナで来客3名!?になっても開け続けたら…地域に開くってそういうことだよ、と教わりました。

2018年1月5日にグランドオープンした「喫茶ランドリー」は、おかげさまで2年が経ち、3年目に突入しました。当時オープンしてまもなく書いた下の記事は、この2年間ずっと毎日誰かしかが読んでくださり、また、この記事をきかっけに全国各地からも来店してくださる方が絶えないので、本当に嬉しい限りです。 そして、ここをきっかけに喫茶ランドリーをつくり、運営しているグランドレベルという会社には、住宅や団地、マンションやスポーツジム、オフィスに市役所、広場や歩道など、さまざまな1階に人のい

【喫茶ランドリー】楽しい支援のカタチ*今こそ、想う気持ちをあの人へ*ポストカードギフトの発売!リアル店舗での再会を夢見て

喫茶ランドリーを応援してくださっている地域の皆様、全国の皆様、いつもありがとうございます。コロナウイルスの感染拡大で、皆さまの生活にどれほどのストレスがかかっているものか、いつも気にかけており、非常に心苦しく感じております。 コロナと共に営業について考え決断したこと 今、私ども株式会社グランドレベルが運営している「喫茶ランドリー」は2つあります。ひとつは森下・両国にある本店(写真左)、もうひとつは神奈川県の座間駅前にあるホシノタニ団地店(写真右)です。 本店は先の1月で

コロナからのまちづくり03|利他主義とまちづくり|Eテレ超訳ジャック・アタリ(経済学者・思想家)から、田中と大西がグランドレベルの所信表明2020を!

先日、深夜にそれとなくテレビを付けたら、Eテレでジャック・アタリさんという経済学者で思想家の方の緊急インタビューが画面に映っていました。今回はそこから、私と田中元子で会話したことを、今回はそのまんま公開! (´・ω・`) 今、Eテレでジャック・アタリさんて人が、いつも我々が話しているようなことを語っとたよ! 冒頭のタイトルが「altruism・利他主義」。 (´・д・`) !!!でも俺ね、知ってんの。この「利他主義」って言葉、すっごい誤解されるんよね。英語のママが伝える

「喫茶ランドリー」で働くことの「10の哲学」★2号店宮崎台で働く皆さんへ贈る「喫茶ランドリーのワーキングフィロソフィー」と目指す世界について。

「喫茶ランドリー」は、2018年1月に誕生し、2019年5月に2つめの「喫茶ランドリー」が宮崎台に誕生しました。宮崎台のアルバイト応募は、なんと短期間で150名もの応募が!その中から、地元に暮らす6名の女性たちが選ばれました。 その後、「喫茶ランドリー」での数日の研修を終えた新しスタッフたちは、新しいお店のオープンと同時に、元気に働いてくださっています。今ではオープンから1カ月とは思えないほど、オリジナルの手作りメニューが充実しているのですから、感動でいっぱいです。 でも

「喫茶ランドリー」2号店が、田園都市線・宮崎台駅近く、「ティップネス宮崎台店」の1階にオープン!まちと接続できる1階を持つことで、真の「健康」に寄り添うフィットネスクラブへ。

「喫茶ランドリー」の2号店が5月にオープンすることが、今日正式にプレスリリースされました。場所は、東急田園都市線・宮崎台駅から徒歩2分のフィットネスクラブ・ティップネス宮崎台店の1階です。 きっかけは1年前の一通のメールからきかっけは、ちょうど1年前のあるメールでした。当時はオープンから4カ月目に入ったころ。連日、デベロッパーや医療福祉系の方々、お坊さんに全国のコミュニティカフェ関連の方々、台湾や韓国からも視察団が、その段階でトータルで何百もの視察の方がいらしていたときでし

もしも、「喫茶ランドリー」の「ランドリー」が「資源ごみ回収拠点」に替わったら?アミタが南三陸町で行った実証実験。駐車場に現れたすばらしき「喫茶ランドリー」的光景とは!?

「喫茶ランドリー」には、お店の奥に洗濯機・乾燥機、ミシンやアイロンを備えた「まちの家事室」があり、来店者の多様化と店内のコミュニケーションの活性化に一役をかっています。でも、私たちがいつもお話しするように、「喫茶」や「ランドリー」という機能だけが、この全てを決定づけているわけではありません。 ぶっちゃけ何でもいいんです。その土地、その場所に見合った、「何か」がフィットすればいい。あくまでその魅力的な選択によって、そこに「喫茶ランドリー」的な人々の会話と、能動性があふれる場所