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占いジプシーにならないために

インタビュアー、見習いタロットリーダーの鯨井啓子です。

先日、こんな記事を書きました。

ざっくりいうと、「占い」というとドン引きするビジネスマンの方が多いけど、ビジネスマンの方にこそ役に立つよ、占い。という内容だったのですが、一方で占いと向き合うために必要な心構えについても書きたいなと思っていたので、記事にしてみようと思います。

私は20歳から4年間、アメリカの大学に留学していました。卒業する前の最後の学期の途中で体調が悪くなり、なんとか卒業して帰国するとすぐに病院に入院することになりました。

退院時には病院から「もう治りました」という診断が出ていたのですが、なんとなく身体が重い日々が継続。それでも、早く就職しなければというプレッシャーを感じて、今考えるとそこまで回復しきっていない時期に就職をしました。

病院からは「病気は治っていますよ」というお墨付きをもらっていたものの、肉体的なエネルギーが回復しないままにハードな仕事に就いたので、半年後には職場で倒れ、退職することに。

そのころ私ががっつりとはまったもの、それが電話占いでした。

身体もしんどいし、留学にあれだけお金をかけてもらったのに、果たして私には就職先はあるの!?とものすごい不安にさいなまれてしまって、様々な占術の占い師さんに頼らせていただきました。

今振り返ると、あのおかげで私は世の中に様々な占術があると知れたし、かなりの回り道だしお金もかかったけど、ひとつのセラピーとして占い師さんたちの力をお借りしたのだと思って感謝しています。

でも、結局解決にはならなかったし、占いの中のことばに振り回されて、更に不安になったこともありました。なぜかというと、そのころはまだ私の中に「自分」という軸が育っていなかったから。

どんな占術で導き出した内容も、ただの「情報」です。活かすも殺すもその人次第。だから、活用する!という姿勢が大事なのです。

自分が今何を望んでいるか、どうしたいのかは、自分でしっかり把握しておかないといけないのです。それは他の人が感じることのできない、あなただけの思いだからです。

これができていない状態で占いに触れると、占術をあまり有益に使えないのではないかと思います。なので、しっかり効果を得たいのであれば、まずは自分自身の心の声をしっかりと聞くところからスタートしたほうがいいです。

アメブロでは日々タロットリーディングをお伝えしていますが、発信する身としても、このことをしっかり肝に銘じて言葉を選んでいかなければと改めて感じています。



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