見出し画像

疲れたら本に帰ろう

最近一息つく場所を作りたいと思っている。

小さな部屋で在宅勤務をしているので、ふとした時に仕事のことを考えてしまう。
仕事が終わったらなるべく仕事道具を目につかないように片付けているのだが、ペン一本から記憶がふっと蘇って、「ああー、あの仕事心配だな」と少し緊張モードに入ってしまう。

これは完全に自分の性格のせいなのだが、お店に行ったりしてもあまりリラックスしきれない。
多分就職で愛知に来た関係で、ふと東海地方の言葉遣いを聞いたりするとつい仕事が連想される。
もちろん、よそ者の自分が言うのは厚かましいというかお門違いなのだが。

そんな訳でなかなか完全に日々のことを忘れるのは難しいと思ったが、ふと"本か"と思った。

昔から継続的に読んできた本なら、いっとき自分のことや仕事のことを忘れられる。そこにいる間、ほっとできる空間にいるんだと思う。「地元」という感情に近いかも知れない。

Youtubeとかの動画でも本編の間は楽しくていいのだが、不意に広告が入ったりするとすぐ現実に帰ってきてしまう。

大人になってから再確認したが、やはり本のいいところは現実を忘れられることだと思う。
もしかしたら他の娯楽よりも想像力を能動的にたくさん使う分、現実のことを忘れられるのかも知れない。

これからも、疲れたら本に帰ろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?