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ライト受験のやり方

我が家の場合

下の子は早い段階からライト受験にシフトしました。
上の子は家庭学習メインの受験でしたが、やっていた内容はライト受験とは言えないでしょう。

中学受験準備勉強のスタート4年生時の、勉強量の比較はこちらになります。

4年生 
上の子
予習シリーズ算数+演習問題集 塾利用(週一60分)
予習シリーズ4年生(上下)理社 演習問題集 (自宅学習) 
家庭用副教材 理科のつまずきを基礎からしっかり(etc 一杯・沢山)
模試 四谷組分けテストフル参加
   実力診断サピックスオープン

下の子
予習シリーズ 塾利用 (週一120分)
予習シリーズ 上 理社 初期挫折 
→ 中学受験新演習(予習シリーズ準拠) 挫折
→ コアへ以降
模試 四谷大塚組分けテストを2回受けた後、4年生は受けず

上の子は大手塾には通わずとも、最初から塾のカリキュラムには乗ることができました。
下の子は、カリキュラム通りに進めようとするとキャパ超えになると4年生後期の段階で、上の子が使用していた、家庭用副教材や教科書準拠教材を利用した受験に切り替えました。

私が考えている中学受験イメージは下のようになります。
図に書けなかったのですが、塾の場合はっきりとした円ではなく変化の少ないグラディエーションのイメージです。

上の子は中心円は繰り返しつまり基礎固め+予習シリーズ(難関校対策)が功を奏しました。週テストなどが少ないので、通塾生に比べると負担は少ないです。そして、がちがちの基礎固めの結果、最終学年トップレベルの集団の中でも基礎部分はトップと判定された事ありました。
この経験から、中心円のみ学習であれば、ストレスが少なく受験を終えられるのでは無いかと考えたわけです。


教材選び

下の子の流れを見ると、算数は予習シリーズを利用した塾通いですが、それ以外は家庭学習です。
教材としては、新演習問題集とコアという教材が出てきます。

新演習問題集というのは、予習シリーズ準拠の問題集でほぼ四谷大塚のカリキュラムに則った進め方で、若干予習シリーズより解りやすく作られています。予習シリーズと違って、完全な塾教材であり一般販売はありません。とはいえ、ネットで販売している業者もあり非正規であれば入手困難教材とまでは言えません。
四谷の流れに乗りたいが予習シリーズでは難しいという方には良いでしょう。下の子も予習シリーズよりは感触が良かったのですが、それでも厳しいように感じました。

それでも厳しかったので、コアという教材に移行しました。こちらは教科書準拠の塾教材になります。東京大久保の塾教材を取り扱う第一教科書さんで購入できる、好学出版のコア文理のウィンパス育伸社のほーぷが同傾向教材になります。社理は5・6年生の2年分あります。こちらの教材は教科書に沿っているが、教科書に比べてまとまっています。

これらの教材を使っている塾は中学受験塾ではないが、学校の遅れを補う塾でもなく高校受験を意識した層に需要のある塾になると思います。
または、上へ進学が前提の付属系小学校の方が利用してる塾かもしれません。最終大学まで見えている環境下であれば勉強に囚われないのびのびとした子育てをしているご家庭もありますが、中入・高入でトップ層が入ってくるのが解っているのに、勉強をないがしろにして良いと思っているご家庭は無いでしょう。かといって中学受験問題集というのも目的が違う、で私立賞学校の先生が父兄に勧めるのが教科書準拠で学びやすいこのレベルの教材になります。

教科書の内容に沿って、学びやすい形の教材
ライト受験にはお勧めの教材の一つになります。

我が家は学校の補助教材としてホープを利用。
コアは中学受験準備教材として利用。ほぼ同じような内容ですが、カラーか2色かとか、資料が写真か絵かなどの違いもあり、両方やるのに抵抗はありませんでした。結局6年夏までの間、コア社理2年分系4冊は3巡づつぐらいやりました。社理の基礎はここで作りました。

実際使うかどうかは別として、このような教材があると知ることによって、ライト受験の幅が広がります。例えば、ライト受験としたいが、家庭学習では見ることが出来ない。でも、中学受験塾は違う、でもどこの塾に行ったら良いのか?と悩んでいる方には選択肢が広がることになります。
例えば、これらの教材を使っている塾を探すのでも良いでしょう。
または、フランチャイズ系の個別塾ですら教材を指定することによって、利用可能性が上がるという面があります。言葉は悪いですが、「塾は利用されるものではなく、利用するもの」だと思います。この教材をしっかりと身に付けされてくれという利用法もあるのでは無いかと考えます。その教材が中学受験難関校向けだったりすると心の中で「出来ません・無理」と思われてしまいますが、教科書準拠ですから相手側の抵抗も少ないと思います。

実は「ゆる受験」層は結構フランチャイズ系個別塾利用の方多いです。まともな社員が入っている直営校などもありますし、一概にNGとは言えません。ただ、惜しむらくはオーバースペック気味の教材を使い散っていく事も多いのも事実です。

模試の利用

教材の遍歴の他、一般的な中学受験と違う面としては、模試の利用方法です。予習シリーズの流れに乗ろうとした段階では組分けテストを受けましたが、利用しなくなった段階で模試は受けなくなりました。4・5年の習っていない分野が多い時点の模試は意味があまりありません。独自カリキュラムの塾の中には、4・5年生での他塾の模試を止める所もあります。また目的に合っていない模試も受ける必要はありません。クラス分けとは無縁の世界で進むのがライト受験になります。


さて、下の子5年生の様子を書いてみます。

算数 予習シリーズ5年(上下) (塾 週一120分)
理社 コアの繰り返し 後半より つまずきを基礎からしっかりシリーズ・まちがえるところがすっきりわかるシリーズ・首都圏模試受験生の2人に1人が解ける基本問題シリーズ etcを繰り返す
国語 読解系教材 etc

算数に関しては、塾に任せて淡々と進んで行きました。あまり上手くは行っていませんでしたが、あまり気にせず続けていました。休み期間も予習シリーズをそのまま使用していたので、解らない単元は2・3週使うなどはしていました。
理社に関しては、コアの他同レベル帯の教材を順番に繰り返すでした。
一番のネックの国語は、漢字はものすごく丁寧に繰り返していました。
下のこのネックの国語ですが、とにかく嫌いにならないよう、気をつけました。文章に負けていたのですが、そこと問題が解けるは別と解けるよう指導しました。国語に関してはライト受験から内容が離れるので若干割愛気味とさせていただきます。

模試はコロナ化ということもあり会場受験ではなく全て自宅受験でしたが、「首都圏模試」を利用しました。四谷偏差値55以下であれば、その他の模試に比べて内容が合致します。
基礎的な問題で構成されており、数値的には10ぐらい上にでる傾向があります。難関校を受験予定の方には向きませんが中堅校を第一志望にする場合こちらだけ十分かと思います。

6年生です
算数 四科のまとめ + 四科のまとめ数字替え問題
理社 コアの繰り返し 後半より つまずきを基礎からしっかりシリーズ・まちがえるところがすっきりわかるシリーズ・首都圏模試受験生の2人に1人が解ける基本問題シリーズ etcを繰り返す
国語 塾利用 予習シリーズ4年上下・5年上下
スタディサプリ
模試 首都圏模試 合判模試 四谷大塚 合不合判定テスト

6年生の注目点は
算数だと思います。とにかくひたすら4科のまとめをやり続けました。典型題を徹底的にやり続けました。
国語も読めるようになってきたので塾を利用しました。指示された教材は4.5年生の予習シリーズでした。

新たに利用し始めたのは、スタディサプリです。
スタディサプリは学校準拠のコースと中学受験のコースがありますが。我が家利用したのは学校準拠のコースの方です。理社を5・6年通して漏れを確認しました。中学受験対応コースの方は、いくつかの単元は見ましたが通しては見ませんでした。大事なのは教科書準拠と続けて見ました。

うちの場合は、中学受験をする環境でしたので、公立からライト受験でという方にそのままという感じにはなりません。ついでに、私の趣味も入っているので、理社が若干しつこいです。
ただ、学習習慣さえつけておけば、5年生・・場合によっては5年生後半開始でもいけると思います。算国に関してはいきなり4科のまとめをやるよりも、4・5年をする方が良い気がします。4年生ではきつかった内容も、子供の成長と学校の学習6年生ではそこまできつくない場合があります。
スタディサプリの通常コースは約30コマなので、毎日やると1ヶ月で終わります。この辺りをファーストステップや確認につかうと、後が楽なように感じます。



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