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ライト受験のメリット・デメリット

ライト受験のメリット・デメリットを書いてみます

ライト受験のメリット

  1. 学校の勉強を否定しない

  2. ハードルの高さを変えやすい

  3. 子供の勉強負担は少ない場合が多い

  4. 子供の能力によって上にも下にもスライドしやすい

1.学校勉強を否定しない
中学受験のあるあるですが、先取りをして学校の勉強をバカにしがちのご家庭をよく見かけます。私は私立しか知らないので、公立の事は友人からの又聞きになります。
たしかに酷い宿題を聞いたことは多々あります。ただ、こういうケースもありました。自称教育に詳しい父兄が授業をこき下ろしていた内容を聞いたら、とても学年沿っていてよく考えられた授業で関心した事があります。それを解説してあげれば友人も納得しておりました。
話がずれましたが、学校の勉強内容を否定するのはあまりメリットが無いと考えています。子供が滞在する時間は塾より学校のほうが圧倒的に長いのです。この時間を無駄だと思わせてしまうのはこの後の事も含めてあまり得策ではないと考えています。

2.ハードルの高さを変えやすい
教科書準拠教材から始めるので、理解できない教科に関しては一般ドリルなどを間に入れてあげることでハードルの高さを変えて上げるのがしやすくなります。一般教材には中学受験をする上で注意が必要な所もあります(後述)それでも、いきなりどーんと中学受験教材の内容を押し寄せられるより対策が取りやすいです。

3.子供の勉強負担は少ない場合が多い
2に通じますが、スモールステップ・範囲を決めるなどにより子どもの勉強への負担感が少ない場合が多いです。

4.子供の能力によって上にも下にもスライドしやすい
この方法を取り、例えば記憶力や理解力が優れている子の場合土台が出来た状態で通常難関校を意識した中学受験へシフトしても良いと思います。大量の知識で抜けが多く出来ている王道の中学受験生より安定感はあると思います。
反対にこの方法であっても中々覚えられないタイプであれば、さらにぐっと狭める必要があると解りませす。この場合は志望校の過去問を見てある程度単元を絞って勉強する事になると思います。

ライト受験のデメリット

一見良さそうに見えるライト受験ですが、とにかく、親の責任が問われるなど、大きなデメリットも多々あります。

  1. 親の判断力が問われる

  2. 色々お任せできない etc

  3. 中堅校狙いの場合、個々の学校対策は雑な所が多い

  4. 学校の難化に対応できない

4つ書いていますが、1と2はほぼ同じ意味になります。
王道ではないので、色々と親が調べ判断しなくてはなりません。
塾を使うにしても、どこを使うのか?どうに使うのか?
カリキュラムに乗っ取らないので、子供の様子をみて見通しを立てないといけない。
模試も塾の流れに乗っていないので、でてきた数値を読み解かないといけない。
志望校調べも状況によってはアドバイス無しでやらないといけない。

小学校受験・中学校受験で何人も見てきましたが、セカンドオピニオンすらない場合、途中までは良くても、最後でええええええ????となることが多いです。
なので、覚悟と準備が必要かと感じています。

3.中堅校の場合、個々の学校対策は雑な所が多い
御三家や最難関校の対策は世に沢山出回りますが、難関校以下は中々でません。でていても、問題難易度の分け方も上を基準としているので、まぁ雑です。逆に言えば、この辺りが出来る人を投入は効果高いように感じます。(後述)

4.学校の難化に対応出来ない場合がある。
これは今回の下の子の受験に対しての私の自戒を込めて声を大にしたい部分です。
コロナにおける授業対応で、公立への不審というより、私立は何かはしている感が原因なのか、中堅校以下の受験者数が増えています。ゆる受験の定義で名前がでてきた学校、山脇学園は昨年出願者が増え・今年はそこまで減りませんでした。今年は山脇学園より偏差値低い実践女子が増えました。

こういう流れがあると、当然学校側は翌年からなんらかの手段を取ってきます。受験者側は変わった所は事前に対応可能ですが、その年その場で変わられると絞って勉強してきた子では対応出来ません。
私立に魅力を感じる層が増えている今の時期は、偏差値55に近い学校は絞りきった手法では危険度が増す可能性があると言えます。

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