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栃木県の学生大集合❕宇都宮LRT7大学合同意見交換会、完結。(3/3)

こんにちは!
マサキです(*^^*)

145日連続更新企画124日目、昨日と一昨日に引き続きL7(宇都宮LRT7大学合同意見交換会)について書いていきます。
L7に関しては今日が最終回ですね💡

今日はL7を反省し、どのような点に着目すれば学生が宇都宮LRTに意識を向けてくれるか考察していきます😃

ポイントは『宇都宮LRTを多角的に伝えること』❕


■そもそもL7とは?(前回や前々回noteと同じ説明)

L7は「学生交流」と「宇都宮LRTの周知」を目的とした、宇都宮LRT学生団体主導のディスカッションイベントです💡

『学生交流』
今回のイベントが行われた栃木県は短期大学等も含め16大学で学生が学んでいます。しかし各大学間の繋がりは希薄で、大学同士で連携してイベントを行うことは稀でした。そこでL7の開催目的の1つに学生同士が交流して大学間の壁を低くすることを志しました。
『宇都宮LRTの周知』
栃木県の県庁所在地である宇都宮市ではLRT(Light Rail Transit)という新交通システムが2022年の3月に開通予定です。LRTは持続可能な都市構造を導く交通システムで、ヨーロッパやアメリカにも多く見られる路面電車中心の交通網です。LRTを日本国内で軌道から新設する例は宇都宮市が初であり、その注目度はとても高い一方で市民の関心があまりないことが課題となっています。

今回はこれらの課題を解決する大義のもと、3月13日金曜日に8大学から合計24名の学生が宇都宮のオリオン通りに集まりました!

本note記事ではイベントを通じて分かった学生の宇都宮LRTに対するリアルと、そこから考察できる『学生に対してLRTに興味を持ってもらう方法』をお伝えします🌱


■L7での意見交換の様子

さてL7では宇都宮LRTの意義や持続可能性に対する優位性について公演を行いました。
詳細は以下のnote記事をご覧ください。

そして宇都宮LRTの必要性について説いた後、24名の学生で以下のトピックについて話し合いました📣

トピック①宇都宮LRTの低床式トラムと高齢社会
トピック②観光地大谷と次世代交通

トピック①については高齢者の筋力低下を課題に、公共交通の段差等が障壁になる議論を展開。
宇都宮市に開通予定のLRT、特に低床車両について段差がなく、バリアフリーなデザインであることを提示しました。

結果、L7実施後のアンケートに「宇都宮LRTによって高齢者に優しいまちになるイメージが付いた」との意見が寄せられました✔

LRTイメージ_後

▲L7実施後アンケート調査結果

トピック②については宇都宮市の観光地大谷に詳しい宇都宮共和大学の学生が登壇。
日本遺産である大谷の魅力や歴史の深さを教えてくれました。

私自身大谷については同大学の学生に紹介していただいたことがあり、こちらも記事にしております。
よければご覧ください(*^^*)

大谷に関する課題は宇都宮駅から離れた場所にあること。
直線距離は約10km。現状大谷に来る観光客の方はバスツアー等を利用されることが多いとのこと。
したがって以下に交通の便を良くし、観光地に足を運んでもらうかが鍵となります。

宇都宮LRTに関して言えば、LRT路線を大谷まで延伸するかは議論の最中と言えます。
というのは宇都宮LRTの開通が確定しているエリアは宇都宮駅東口、対して大谷は宇都宮駅西口にあるのです。

大谷位置関係

大谷に続く街道は狭い一本道。
他の課題もあり、L7では正直路面電車路線を大山で伸ばすのは困難かな?と言う結論に至りました。

しかし決して大谷を諦めたわけではありません❕

大谷では2019年の5月と8月に自動運転バスの実証実験を行い、無事故で問題なく自動運転を活用できることを証明した過去があります。

先程課題として述べた「狭い一本道」ですが、自動運転にとって制御に悪影響を及ぼす外乱が少なく、むしろこの条件は自動運転に適した場所ということが出来ます。

またあくまで観光用に用途を絞れば自動運転のルートも確定し、より安全な自動運転走行を実現することが出来ます。

大谷は自動運転という移動手段も有効である。

そう結論づけた意見交換でした💡


■宇都宮LRT、学生の関心を引くには?

さて盛り上がりを見せた意見交換会ですが、学生はどのような点に着目して議論を聞いていたのでしょうか?

先ほど載せたアンケート結果ですが、約3割の学生は「なんとなくLRTができれば良いまちになりそうだ」とイメージを回答しました。

私としては「なんとなく」でも1/3もの学生にLRTのイメージをプラスに持ってもらえたことは嬉しい限りです。

また「高齢者に優しいまちになる」回答や、直接頂いたお声の中にはエネルギーの利用にまでメリットがあると考えていなかったとの声もいただきました。

結論を話すと、
学生には「実利」「専門性」があります。

例えば自身が勉強している専門が看護ならば看護の話題に敏感になります。
また極論「楽してお金が稼げる!」のようなすぐに利益に結びつく話に乗りやすいことも事実です。

そこで宇都宮LRTに学生の興味を引くには、LRTの魅力や意義を多面的に伝える必要があります。

前回のnoteでお話ししましたが、LRTが必要な理由は1つではありません。
その理由や意義を1つ1つ発信していくことで、宇都宮LRTに対する学生の興味を引けるのではないかと考えています。

あとは実利面で「宇都宮駅東口に隈研吾建築のおしゃれな商業施設等が出来る❕」とか話してみるのも効果的です😉

学生は未来を創る存在。

その学生に宇都宮LRTの事業に関して理解を深めてもらうことは宇都宮市にとってとても重要ではないでしょうか?


■私がLRTにこだわる理由

今日もたくさん情報を書いてきました✒
これらの報告は後ほど論文調にまとめて読みやすく記述しますのでそちらもぜひチェクしてみてください(*˘︶˘*).。.:*♡

さてそもそも論ですが、私はなぜここまで宇都宮市とLRTに熱を入れているのでしょう?

それは、地方都市の持続可能性です。

例えば少子高齢化が加速する今後の日本において、高齢者は出来る限り自力で生きていかなければいけません。
これを実現するのが地方都市で、医療機能や自然が適度に整備された環境はまさに”ちょうどいい”場所と言えるでしょう。

しかし課題もあります。「車がないと移動できない」などはその最たる例です。

上げればキリはありませんが、それらの課題を解決する基盤となり、地方の持続可能性を保つのがLRTという次世代交通システムだと私は考えています。

願いは1つ。住みやすい宇都宮を今後も続けていくこと。

世にはこんな理があります。
「現状維持は衰退。向上心を持たなければ現状維持もままならない。」

その向上心最善の手段がLRT、そう信じているから活動しています。

これまで宇都宮LRTに関わる上で様々な困難がありました。

LRTが政治の手段となっていたこともあり、特に定年前後やそれ以降の方のLRTに対するイメージは最悪。とにかく当たりが強く、容赦ない罵声を浴びたこともあります。活動に当たり活動費を申請する際も、どこか良くないイメージが先行して活動資金を減額される(審査員後日談)こともありました。

それでもL7のようなイベントを行うことが出来たのは全て、宇都宮LRT学生団体の話に耳を傾けてくれた数少ない支持者の方のおかげです。

専門知識や文章の書き方を指導してくださった大学の先生方、海を超えて応援してくださる社会人の方々、メディアやSNSを通じてサポートしてくださる方々や興味を持ってくれる学生、そして宇都宮LRT学生団体メンバーのみんな。多くの人に返しきれない感謝をしなければなりません。

皆様、本当にありがとうございます。

これからもどうぞ、宇都宮LRTと宇都宮LRT学生団体をよろしくお願い致します。

それでは、また明日🌸

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