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ガン治療でまずは手術に

25歳の12月19日
甲状腺全摘出及び頸部リンパ節郭清施行
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難しく書いてたけど、ガンになった甲状腺と首のリンパ節全部取る。

当日は、今でも鮮明に覚えている。
前日はご飯は少しだが食べれた、下剤を飲み、浣腸をして内臓を空っぽに。
朝が来て、水分少しならOK。


それから着替える。
着替えと言っても、ふんどしに浴衣姿だ。
手術時は、付き添いの親族が居なくてはならない。
嫁さんは、朝7:40くらいに出社前に、病室へ立ち寄ってくれた。
精一杯頑張っておいでね、また帰りに来るからね。と言葉を残し会社へ。
親父が、僕のためにわざわざ付き添ってくれる事となった。
ありがとう、親父。


手術に行く準備が整いました、看護師さんがお迎えに来てくれた。
ベッドのまま移動だ。
まるでドラマを見ているようだった。


手術室へ向かうまでに、3枚は自動ドア扉をくぐった。
そして、ある一室で、乗ってきたベッドから、手術用のベッドへ移動する。
緑色のシートが、引いてあったような、この辺記憶曖昧だわ。
移動が完了して、いよいよ手術室へ入る。
まだ、ドラマを見てるよう、自分の事のように思えてない。
周りを見ると、たくさんの機材が出番はまだかとスタンばっている。
僕1人に、何人もの人が関わってくださっている。


そして、今日の主人公「まさっち」目的の場所へセットされる。
上を見ると、コレもドラマで見たような照明が、煌々とこちらを照らしてる
それから、腕の患者タグを確認、「お名前は?」と聞かれる。
しっかりと「まさっち」ですとお答えする。
少し緊張してきたようだ。
医師より説明があり、事前に何か注射するらしい。OKと答えた。
医師: 今から麻酔をかけていきますので、1から数字を数えていきますね。
   心の中でも一緒でも構いません、数えていってください。
麻酔なんてそんなすぐに効くのかなぁと半信半疑であった。
マスクを顔に当てられて、数字を1、2、3、、、、、、、、、、
もうここから麻酔が覚めるまで記憶が無かった。
目を開けていたが、下から光の玉が上にあがるような見え方をしたら
もう麻酔で眠らされていました。すごいよね麻酔って。
そこから、手術は8時間くらいかかってたらしい。

そして、想定より早く目が覚めた。手術が終えて間もなくかは分からないが
僕は寒さを感じていた。お腹も痛い。
甲状腺を取ったので、喉を切っている。声が出にくい。
しかし、精一杯の声を振り絞り、看護師さんを呼んだ、、、、、


どうされましたか、目が覚めた、寒いの⁉️大丈夫⁉️
僕は、声にならない声で、「あぁぁ、うぅぅ、、、」
気を利かせて毛布を被せてくれた、、、


ちがう、ちがうんだ、そうじゃないんだ、
僕は看護師さんへ、本気で振り絞って声を出して、伝えた

「寒くてお腹が冷えました、ウンコが出ます、、、、」
看護師さんも、慌ててた❗️
おそらく、手術器具を置く、ステンレスのやつを
僕のお尻の下に、滑り込ませた。セーフだ。
素早い良い仕事してくれました、ありがとうございます😊


手術後、頑張って最初に話した言葉は
「ウンコが出ます」だったわ

#甲状腺ガン
#頸部リンパ節転移
#手術
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#ウンコ


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