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アイソトープ治療❤️‍🩹1日目

とうとう、来たよ。放射線治療。

アイソトープ治療❤️‍🩹

ひとまず、部屋へ看護師さんと一回一緒に入るのね、
それから、検温、血圧、酸素飽和度、
その時にすでに酸素飽和度は88だった。
看護師さんは、僕の顔を見て、息苦しくないか聞いてきた。
僕は苦しくないと答えた、どうやら低い酸素飽和度で身体が慣れているよう

その時は、肺転移しているが、呼吸に余力があったんだと思う。
酸素治療HOTはその時はしていない、まだまだずっと先の話である。
心拍数は100、酸素が身体に取り込みにくいのを、
心臓が速く動くことにより、身体の足らない酸素を補ってる状態である。

安静時、普通の人の心拍数は60から70程度であろう。
僕の場合は、安静時でもランニングをしている状態の心臓だったようだね。
そら、胸も痛いわな。

話が少しそれてしまったので、元に戻そう。
それから、身体に器具を装着。心電図の機械をつけるのである。

隔離病棟なので、一度入れば放射線が規定値を下回るまでは出れない。
物凄い放射線なので、看護師さんも被爆してしまう為
基本的に部屋には入れない。緊急時を除きにはなるが。
それと、監視カメラで24時間監視である。トイレだけは映らないです。

それでは、そろそろ、お薬の準備💊が出来たようだ。

そこで、目にした光景は一生涯忘れる事は無いだろう。


看護師さんは、放射線を浴びないように
完全防備の装備でアイソトープ(I 131)を運んで来てくれた。

その完全防備の姿に、オレはゾッとした。
放射線治療を❤️‍🩹少しナメていた

看護師さんは、放射線を通さない分厚い金属が入っているだろう
前掛けをして、さらに分厚いコレも金属が入ってる手袋🧤をして
分厚い金属の防護壁と一緒に移動してきた、、、

オレは、ここで身震いをした。

こんな厳重に、こんな重装備で持ってくる薬💊なんだと、、、

そして直径4センチ位の円筒形の金属の入れ物を回してフタを取り
少し長いピンセットで、カプセル💊をつまんで上にあげてきた。

そのカプセル💊は、金属の防護壁を超えて、僕が座る椅子の前に机がある
その机の上に、白い紙コップが一つ置かれている。
その紙コップに、放射線のギッチリガッチリ危険なカプセル💊を入れた。

コンコン、カラカラ、、、、

紙コップの中を、カプセルが💊まわりながら少しだけ踊った、、、、

看護師さんは、額に少し汗をかいていた、、、
そして、「では、コレを💊を、かみ砕かずに一気に飲んでください。」

オレは、迷う事なく、紙コップを右手で持ち、左手にはペットボトルの水を
先に少しだけ水を口に含み、紙コップのカプセル💊を口に入れ
水をさらに飲んだ。

喉を、水が、冷たい感覚が、食道を伝わり胃へと落ちていく感覚があった。

コレで、放射線治療が始まったんだな、、、

オレが、カプセル💊を飲み込んだ事を確認した看護師さんは、
ではこのお部屋から出ないでください。といい後ろに下がって
部屋を出て行かれた。

もう、この病棟にはオレ一人しかいない。

換気扇の音だけが、やたらと大きく聞こえる。

さあ、これからだ。

頑張ろう‼️

つづく


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