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プラモ狂四郎 の思い出

プラモを愛する者たちの、
小さな世界の極限バトル漫画

   子供の頃に読んだ漫画の中でも特に
影響を受けた作品で、当時のガンプラブームに火を点けた作品ではないかと勝手に思っています。

   正直なところ私はガンダムに関して詳しくはないのに、この漫画の影響でガンプラが好きになり、たまにおもちゃ屋で買ってもらいました。
中でもガンダムは人気キャラなので、店頭に置いてなくて、泣く泣く別のモビルスーツを選んでいました。

  どんなモビルスーツであれ、不器用な私にとってはうまく作れなくて、パーツ同士の合わせ目を塗装でうまく消したり、デカールを貼るのも下手くそでした。
 なので、おもちゃ屋のショーウィンドウに飾られているプラモを見ては、
「僕もこんな上手に作りたい」
といつも思ってました。

  さて、このプラモ狂四郎という漫画のメインとなるところが、プラモ同士を戦わせることができる「プラモシミュレーション」で、最初は友人とだけ戦っていたのが、プラモシミュレーションの噂を聞きつけて色んなライバルが現れ、
大会まで行われるような大規模な物語へと発展していくことになるのです。

  そこに登場するライバルキャラがクセの強い奴ばかりで、後にそのクセの強いライバルと共闘するなど、ワクワク要素が盛り込まれていて
読者を飽きさせない。

  また、プラモシミュレーションでは戦闘で破壊された部位は現実でも同じ部位が破壊されるというリアルさがあり、例えば戦闘で腕を破壊されると、プラモの腕も破壊されるのです。
  なので、誰かがやられたりすると、
「わ~、どうするんだ~!」と
ハラハラしながら読んでいました。
  こういう要素が漫画のおもしろさに繋がっているのではないかと思います。

  今でこそ絶対にやってはいけないことで、とても危険なことですが、私の実家はすごい田舎で、プラモ狂四郎をマネして周りに何も無い所でプラモに爆竹をセットして破壊して遊んでました。
  もうかなり昔のことで、当時のアホな私が何も考えずにやっていたアホな行動でした。
  実際に怒られましたしね。

  後、この漫画から影響を受けたもう一つの要素が、プラモが戦うフィールド(ジオラマ)です。
  プラモ狂四郎でジオラマを特集した本も出ていて、それも何度も繰り返し読んでいたことを覚えています。
 山を作ったり、木を作ったり、池を作ったりとリアルを追求した疑似世界にプラモが合わさることで、アニメの世界が現実に再現されることに興奮していました。
  あの本を手放さずに持っていれば良かったと、後悔するほどに思い入れのある本です。

  ちなみに、今もジオラマには興味があり、老後の趣味の1つはジオラマ制作に決定しています。

「プラモ狂四郎」はこれからも私の心に残り続けるでしょう。

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