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心に距離"感"を。身体に距離"間”を。


病み上がり、四日ぶり丑三つ時の遊歩。家を出て目に映った星たちはどこか窮屈そうだった。

 久しぶりに大きく体調を崩した。ほぼ丸四日寝込んでしまって、仕事も、ライブも、休息のための休みも綺麗さっぱり昇華してしまった。2回の検査でいずれも陰性だったのでウイルス性のものでは無いだろうが、高熱と平熱を何度も行き来して心身ともにすり減った四日間だった。
 僕が体調を壊す時は大抵、仕事で無理をしたとき、直感的に苦手だなと思った人に会ったり場所に行ったりしたとき、あとは無理をして優しくあろうとしたときだ。好きなことに夢中な分 我を忘れて無理をしちゃうし、嫌いな人はほとんど居ないが直感的に苦手だなという人はいる。たった20年という人生の中で間違った気の使い方も覚えてしまった。
僕はここ最近、意識しないうちに苦手な人に間違った気の使い方をしてしまったのだろう。思い返せば悪い気の使い方をしていたなと思う節は沢山ある。誰も傷つけないようにとか、他人の価値観をなんでも受け入れようとか、様々な時と場所に気を使うが、誰かの体調を壊してまで成り立つ個人の自由があるものなのかと最近は疑問だ。ともかく、僕は最近気の使いすぎで体調を壊してしまったのだと思う。
  そんな僕が身体を壊さずに日々を過ごすためにはどうすればいいのだろうか。一つは気を使う相手とはなるべく距離を置くことであろう。そのためにはそんな相手を見極める直感が必要なのかもしれない。誰だって何となく苦手な人はいるだろう。根拠はなくとも苦手だなと言う人、そういう人と僕の場合は距離間を保って接した方がいいのだろうと身体をもって痛感した。そんな4日間だった。

2024年1ヶ月半を過ごした。成人式も迎えてこれから過ごしていく日々の目標を自分への戒めとしても、ここに記しておこうと思う。

まず大前提に、窮屈に感じる瞬間が続いても心に落ち着つように努力をしよう。自由に過ごしているからこそ、流行りも理不尽も受け入れていかなくちゃダメな瞬間も多い。多様性もそれぞれの受け入れによって成り立ってることを理解しなくてはいけない。
それでも自分の直感を尖らせて、苦手なものと距離間を間違えないようにしよう。それが一番僕の身体のため、心のためになるんだから。

そんなことを星に約束した頃に見上げる空に馳せる想いは、いつも心落ち着く空間を作ってくれる友達や家族への感謝だった。もうすぐスーパームーンだ。窮屈そうに見えていた星たちも負けずと輝いてほしい。美しいオリオン座のように、輝く星たちはいつも良い距離間でそれぞれが輝いている。少なくとも僕の直感は彼らを美しいと認識している。
深夜二時の自宅への帰り道、西の空には堂々と月が泳いでいた。

p.s. 買い物を代行して家まで届けてくれた友達、本当にありがとう。今度精一杯の料理でもてなします。
ヘッダーの写真は2/12日に撮った写真です。   



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