ファインダー

ファインダーの四隅を見てからシャッターを切る

撮影の初心者の方が、写真を撮るときにちょっとした参考になるようなTipsをnoteに投稿しています。今回は、簡単に言うと、1枚1枚をちょっと丁寧に撮ろうって話です。

フィルム何それって時代だけど、デジタル化してからシャッターを切る際の心理的コストは軽くなっている気がします。私もついついシャッターを切りすぎて後からセレクトや仕上げの際に後悔することも多いです。

もちろん、コスト的な面については1作品の制作に対して、機材やロケの費用なんか計算していくと実際は、莫大なるかもしれません。

ただ、1枚1枚を撮るのに丁寧さは失われていきやすい傾向があると思います。

今回のお話のテーマ

今回のテーマは、「ファインダーの四隅を見てからシャッターを切る」です。

実際にどうするかというと、ファインダーを覗く際にファインダー内に見える景色の四隅をぐるりと見回してからシャッターボタンを押して撮影します。

スマホやミラーレス一眼など液晶画面を見て撮る場合は、液晶の四隅までぐるりと見回してから撮影します。

もちろん、これはあまり動きのない落ち着いた被写体を撮るときの場合です。激しく動いている被写体だと、そんな悠長なことしてるとシャッターチャンスを逃します(笑)
数をこなして慣れればかなり早いスピードでできます。

視度の調整に関して

一眼レフの場合、撮影に入る前には、ファインダー内に見える像とカメラの各種パラメーターが両方ともよく見えるようにファインダーの視度調整もしてくださいね。

ファインダーの視度調整はファインダーの近くにある回すダイヤルなどで調整できると思います。

視度に関しては、視力などの他に、その日の体調などによっても変化します。毎日撮影前に確認・調整するクセをつけるとカメラのピントがあってないのか自分の視度があってないのか迷わなくて済むと思います。

今回のテクニックは、写真のワークショップの先生のウケウリなんですが、私も忘れてしまうときもあるので、ちょくちょく振り返って意識し、調整して撮影しています。

四隅を確認して撮影するメリット

四隅を見て撮影メリットは、いい写真が撮れたなーって、後から見た時に端っこのほうに余計なものが入ってたりするのを防げます。

また、1枚1枚を丁寧に撮ったり、構図の確認もしっかりできると思います。
後からトリミングもできますが、最初からしっかり撮れてる写真のほうがやっぱりよく感じることが多いです。


少し余裕を持たせることも時には必要

エントリークラスの一眼レフカメラだと、ファインダーに表示される領域が実際の撮影領域の100%ではなくて95%など少し小さいこともあります。
その場合、本当のギリギリの端はファインダー内に見えなかったりするので、撮影時に気が付かないときはしょうがないです。トリミングしましょう。

余談ですが、写真をデジタルで扱うのではなくて、プリントや額装する場合はサイズや外枠によって撮影したけど見せられない部分が出てきます。
その場合、多少余裕もってフレーミングし撮影後にトリミングできるように撮ることもプリントや額装する場合は必要だと思います。


余裕あるときは練習して、ハッとなったときは気にせずシャッターを切る。
シャッターボタンを押さなきゃ写真は撮れないのだから、あんまり考えこまずに楽しんで写真ライフをお送りください!


写真作品の制作および発表活動にありがたく使わせていただきます!