FP3級(日本FP協会)の勉強方法
先週末の日曜日、2022/9/11に日本FP協会のFP3級試験を受験し、自己採点した限りでは合格だったので、当日までの振り返りを残しておくこととする。
1.受験の動機
社会人2年目の6月、初の満額ボーナスに心を躍らせながら口座を確認した私は違和感を感じた。ボーナスを除く、6月分の給与が前月に比べて下がっている..?
慌てて給与明細を確認すると、その正体は「住民税」だった
なぜ2年目の6月から急に引かれるのか?
そもそも、諸々の税金の値は何で決まっているのか?
我々はその謎を解き明かすべく、ジャングルの奥地へと向かった
2.基本情報
FP試験には"FP協会"と"きんざい"の 2種類があり、実技試験の区分や形式が異なる
私は上記の通り教養のための受験だったので、出題傾向が浅く広いと言われる"FP協会"を選択した
開催日程:年3回(1月、5月、9月)
試験方式:オフラインで筆記(各都道府県で指定された会場)
試験形式:学科 2択、3択が30問ずつ 計60問
実技 3択が20門
試験時間:学科 120分
実技 60分
合格基準:学科、実技共に60点以上
3.参考書
教材
軽く調べたところ、FP2級の出題範囲は、3級に毛が生えた程度らしい(難易度に関しては、剛毛のようだが)
であれば、読み物として幾らかでも情報が多い2級の方が良いと判断し、下記の参考書を購入した
ただし、どこが2級の範囲なのか、という情報は当然教科書には書かれていないので、3級の資格取得だけが目的の方は3級の教科書を買うのが丸いだろう
この本は、全ページカラーで読みやすく、2分割出来るので持ち運びやすく、各章のポイントはPDFとしてスマホからも確認できるという、痒いところに手が届く良質な教科書であった
サイト①
教材の他に、2つのサイトを参考にした
1つは、考え方や覚え方のコツを紹介してくれているサイトお金の寺子屋だ
私のように、お金に対する教養を付けたい人のために設立されたようで、様々なサービスを無料で提供してくれている。
サイト内の練習問題や過去問解説は勿論、YouTubeには語呂合わせや重点解説も上がっており、非常に、非常に有用であった
特に、6つの係数の覚え方は目から鱗
サイト②
もう1つはこちら
基本情報技術者試験などでも大変お世話になった、過去問道場だ
膨大な量の過去問に丁寧な解説
運営には頭が上がらない
更に、このサイトはFPの試験勉強において最も大きな落とし穴をしっかりとカバーしてくれている
すなわち、法令改正だ
FPの試験では、現実の法令が変わると試験問題にもそれが反映される
従って過去問を解く場合は、その解答が現在の法令に対応しているのか確認する必要があるのだが、過去問道場は自動で最新の法令に対応してくれている
脳死で過去問を回した結果、古い法令の解答で覚えてしまって本番で間違える、ということが予防できるのだ
4.勉強スケジュール
6月〜7月 教科書購入
2ヶ月弱のんびりと読み進める
8月上旬 お金の寺子屋で語呂合わせや
重点ポイントの解説を確認
〜試験3日前 ひたすら過去問道場を回す
3年分9回
間違った問題がなくなるまで
〜試験当日 語呂合わせなど、最終確認
5.おわりに
一般の方も多く受験する入門編の資格のため、難易度は高くない
ふーん、そんな決まりがあるのか
程度に気軽に教科書を眺めたついでに、少しだけ過去問を回せば十分合格が狙えるだろう
「住民税」の謎を解き明かし、給与明細と向き合う準備も出来たので、満を持してジャングルから帰還する
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