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物理苦手でも気象予報士試験に合格したい!#41 積乱雲 

こんにちは、まさごんです。
気象予報士試験の合格を目指すべく、日々の勉強内容を記録しています。

勉強内容

学科の勉強範囲を一周したため、ここからは過去問で間違えた問題で大事だと思ったものをピックアップしてまとめていきます。
今回は専門知識のなかで積乱雲とそれに伴う現象ついてみていきます。
使用している過去問は、気象予報士試験研究会が編集している、2022年度版の過去問です。

学習ポイント 竜巻とダウンバースト

積乱雲とは、鉛直方向に発達する対流雲のことで、豪雨や雷、ひょう、竜巻などの激しい現象を伴います。
中でも竜巻は発達した積乱雲に伴って発生する激しい現象です。竜巻の中心では周囲よりも気圧が低いので、地表面近くの空気は渦の中心に向かうように吹き込み、回転しながら急速に上昇します。
上昇に伴う断熱膨張冷却(空気が上昇によって冷えて冷たくなること)によって気温が下がるため、空気は凝結し、結果雲底から漏斗状の雲が垂れ下がります。

気象庁の統計によると、2007年~2017年平均で、日本における竜巻の発生件数は23件(海上竜巻を除く)で、月別の発生数では9月が最も多くなっています。

気象庁HPより

ダウンバーストは、発達した積乱雲の下で発生した激しい下降流が地表面に衝突し、突風となって吹き出す破壊的な気流のことを言います。数km~数10kmのメソスケール現象で、水平面の広がりの大きさで2つに分類されます。4km以上をマクロバースト、4km未満をマイクロバーストと呼びます。

ダウンバーストの模式図
福岡管区気象台HPより

竜巻、ダウンバーストに加えて、ガストフロントという小規模の前線が積乱雲の下にできることがあります。
これは発達した積乱雲の雲底から下に向かって吹きだす冷たい下降流が、地表面とぶつかり広がすときに、周囲の相対的に暖かい空気が持ち上げられて上昇流が、冷気とぶつかってできる前線です。
条件を満たせば、上昇流は凝結して新たな対流雲が発生し積乱雲に発達することもあります。

気づいたこと

積乱雲は夏のイメージが強いですが、季節を問わず発生します。
特に今は日本海側に発達した積乱雲ができて、大雪を降らせていますね。
私が住んでいる地域も大雪になっていて大変です。
ありがとうございました。


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