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物理苦手でも気象予報士試験に合格したい!#9 積乱雲

こんにちは、まさごんです。
気象予報士試験の合格を目指すべく、日々の勉強内容を記録しています。
基本的には前日夜にインプットした内容を、朝一番にnoteにまとめて復習する、というサイクルで学習を回しています。

勉強内容

今回は積乱雲を学習しました。
夏の夕方になると急に空が暗くなって、大雨が降り、そしてすぐにやみます。積乱雲の発生、発達、衰退について学びました。

学習ポイント①:対流

空気は冷たくて重い空気が下に、暖かくて軽い空気が上にある状態が安定した状態になります。しかし逆に、下層の空気が暖かく、上層の空気が冷たい場合、上に向かって熱を輸送する運動が生じます。鉛直方向の熱輸送になっているのが対流です。
このような対流は乾燥した空気でも起こりますが、湿潤な空気では水蒸気の凝結と降水が起きます。これを積雲対流といいます。
積乱雲は、この積雲対流によって発生します。

学習ポイント②:下降流

積乱雲の寿命は約30~60分くらいしかありません。
まず、対流によって、暖かい空気が上昇します。発達中の積乱雲の中はどこも上昇流だけです。
積乱雲が成熟してくると、今度は雲の上部で上昇流、下部では下降流になっています。成熟期になると雲の中で降水粒子が成長し、内部での上昇気流では抑えられずに落下してきます。降水粒子が落下すると、摩擦により周囲の空気も同じように引きずりおろされるので、雲の下部では下降流が発生するのです。この下降流が地表面にまで到達すると、その地表面で放射状に広がり、地表面付近で被害をもたらすことがあります。これをダウンバーストといい、これが原因で航空機事故につながることがある危険な現象です。それに加えて、成熟期の積乱雲は短時間に強い雨を降らせ、突風や落雷、ひょうを降らせることもあります。
最後に衰退期になると、雲の中には下降流しか残っておらず、積乱雲は下に衰退していきます。

気づいたこと

温帯低気圧と比べて、積乱雲の規模は2桁以上も小さいですが、我々にもたらす被害はとても大きいものです。規模は確かに違いますが、積乱雲のようなスケールの小さい現象と、温帯低気圧のようなスケールの大きい現象は、お互いに影響しあっています。これをどうつなげて理解するのかがポイントだと思うのですが…単元ごとに覚えることが多くて、なかなか頭でイメージできません。問題を解いていくしかないです。がんばるぞ!

ありがとうございました。


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