物理苦手でも気象予報士試験に合格したい!#14 気象衛星観測

こんにちは、まさごんです。
気象予報士試験の合格を目指すべく、日々の勉強内容を記録しています。
基本的には前日夜にインプットした内容を、朝一番にnoteにまとめて復習する、というサイクルで学習を回しています。

勉強内容

今回は気象衛星観測について学習しました。
天気予報を見ていると必ず、気象衛星の雲画像が流れます。気象衛星にはどのような種類があって、どんな種類の測定をしているのでしょうか。

学習ポイント①:静止気象衛星

よくきく気象衛星「ひまわり」は、日本の気象衛星です。宇宙には世界各国が担当する気象衛星があり、その観測結果を共有することで地球全体の気象を把握しています。一つの衛星だけでは、すべての気象を把握することはできません。その中で、日本が担当しているひまわりは、おもに西太平洋、東アジア、オセアニア地域の気象を観測しています。
ひまわりは、静止気象衛星という種類の衛星です。静止気象衛星は、地球の自転と同じ速度と向きで、地球の周りをまわっています。そのため、地上から見ると常に同じ位置に静止しているように見れます。静止気象衛星は地球と一緒に動くことで、1点から同じ場所を観測し続けることができます。そのため、同一領域上の気象変化を詳しく把握できるという利点がありますが、その反面赤道上に静止しているため、高緯度側の観測精度はあまりよくありません。

学習ポイント②:可視画像と赤外画像

ひまわりから送られてきた観測結果をもとに、気象衛星センターでは雲画像を作成します。雲画像の種類には、可視画像、赤外画像、水蒸気画像の3種類があります。特に可視画像と赤外画像はそれぞれ雲の映り方に大きな特徴があり、組み合わせることで雲の種類やその強さなど、詳しい観測を行えるようになります。
まず可視画像とは、人の目に見える可視光線と同じ電波を発射して、その反射光を測定しています。雲や地表からの反射光をとらえるため、太陽に照らされている地球が表現され、太陽のない夜間は観測できません。
赤外画像は、地球や雲から放射される赤外線強さを観測しています。解像度は可視画像と比較して落ちますが、夜間でも観測できるという利点があります。
可視画像では厚い雲ほど白く、制外画像では高い雲ほど白く映ります。これを組み合わせることで、流れている雲が高層雲か中層雲か、また発達中なのか衰弱するのかがわかり、天気予報に役立っているのです。

気づいたこと

天気予報で見ているのは主に可視画像のほうで、赤外画像は調べないと出てきません。あまりなじみのない水蒸気画像というのもあり、これらを組み合わせて気象状態を把握しているのですね。
この気象衛星画像を一番よく見るのは台風の時でしょうか。台風がたどってきた進路が表示されるときは、この気象衛星画像が早送りで表示されているイメージがあります。パッと見ただけで、台風が日本にどのように近づいてくるのかがわかり、理解するのに便利だと感じます。

ありがとうございました。


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