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"怒り"を理解する

どうも、じろうです。今回は"怒り"がテーマです。「怒りの源は、己の未熟さ」であると同時に、"周囲の助けがいる状態"でもある。しかしながら、怒りが苦手な人にとっては、"怒り"は"恐怖"の対象でしかない。


怒りの裏にある「本当の気持ち」:恐怖から共感へ

「怒っている人が怖い…」そう感じる人は少なくないでしょう。そして、無意識のうちに怒っている人を探して生きている、なんてこともあるかもしれません。しかし、怒りの本質を理解すると、その見方が大きく変わっていきます。

怒りは二次感情:氷山の一角に隠されたもの

怒りは、実は二次感情と言われています。氷山に例えるならば、海面から突き出した一部分に過ぎません。その下に隠れているのは、悲しみ、不安、失望といった、より根源的な一次感情です。

誰かが怒りを露わにしている時、私たちはついその怒りの激しさに圧倒されてしまいがちです。しかし、本当に目を向けるべきなのは、その怒りの奥底に渦巻く、本当の気持ちである一次感情なのです。

大切なのは「感情に気づく」こと

一次感情に気づくことは、怒っている本人にとっても、そして周囲の人にとっても、とても重要です。怒りの根本原因を理解することで、建設的な解決策を見出すことが可能になるからです。

そして、相手が怒っている時に大切なのは、**「なぜ怒っているのか」を頭ごなしに追求することではありません。**まずは「何か辛いことがあったんだね」と、その気持ちに寄り添う姿勢を持つことが重要です。

その人を知りたければ
その人が何に対して怒りを感じるかを知れ

オレには、2人が怒ってる理由は
とても大切なことだと思えるんだ
止めない方がいいよ

ハンター×ハンター第1巻

怒りを知ることは、その人を理解すること

人気漫画『HUNTER×HUNTER』にも、「人は、その人が何に怒りを感じるかを知れば、その人の本質がわかる」的なセリフがあります。

確かに、私たちが何に対して怒りを感じるのかは、その人の価値観や信念と深く結びついています。怒りの裏にある一次感情を理解することは、すなわちその人の心の奥底にある、大切な価値観に触れることでもあるのです。

過去の自分への共感から、未来の関係性を変える

かつて怒られて恐怖を感じていた経験がある人は、「あの時、私は怖かったんだ」と、過去の自分自身を労わり、共感してあげてください。そして、「あの人の怒りの裏にも、きっと何か理由があったのだろう」とか、「この人は何か別の感情(例えば、不安や悲しみ)で怒っているんだな」と考えることで、相手への対応が柔軟になり、建設的なコミュニケーションが可能になります。

まとめ

• 怒りは二次感情であり、その裏には悲しみ、不安、失望などの一次感情が隠れている

• 怒っている人に対して、その気持ちに寄り添う姿勢を持てるようになる事が重要

• 怒りの裏にある一次感情を理解することは、その人の価値観や本質を知ることにつながる

これらのステップを踏むことで、怒りに対する恐怖心を克服し、より健全な人間関係を築くことができます。



間違っても、「怒ってるけど君、それ二次感情だからw」とか相手側に教えたり訴えるのはやめましょう。逆で自分が怒った時に「怒ったけど、本当は悲しかったんだなぁ」と、伝えられるようになれたらいいかも。極論ではあるが「この世に、怒っている人はいなかった」となれたら、寄り添うべき人しかいなかったと気づく。怒りに"恐怖"している私も"未熟"だったのだ


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